上野の森美術館で12/17まで開催中の
大人気美術展「怖い絵展」に行ってまいりました。
そのあとは浅草に移動して、
「洋食ヨシカミ」さんでビーフシチューを食べ、
「浅草寺」に参拝してきました。
前回の記事では、
何度も「怖い絵展」に挑戦するも
2時間、3時間待ちは当たり前っていう
長蛇の列に心折れて撤退し続けた私が、
気合いを入れて、前日夜から上野入りするところまでをご紹介しました。
良かったら↓もどうぞ。
東京都台東区 上野の森美術館
朝7時前に起床し、軽く朝ごはんを食べて、上野の森美術館に向かいます。
怖い絵展は朝9時から開場なので、
1時間前の朝8時に到着することにしました。
朝の上野付近を15分ほど歩いて上野の森美術館に向かいます。
朝8時前に上野の森美術館に到着したんですが、
すでに長蛇の列が出来てました・・。
恐るべし「怖い絵展」・・。
後ろの列がみるみる伸びていきます。
上の写真の赤い建物は「清水観音堂」です。
上野の森美術館の反対側の清水観音堂のずっと先まで行列が続いています。
来年の10月にはフェルメール展があるんですね。
これまた混みそうです。
朝9時になり、徐々に列が進みます。
わたしが入場出来たのは9時半頃でした。
行列に並んだのは8時頃なので、1時間半で入れました。
朝9時ちょうどに入場つもりなら、
7時ぐらいから並ばなきゃダメなんじゃないだろうか。
入場するとまずは2階に上がります。
本展は6つのエリアに分かれています。
- 第1章 神話と聖書
- 第2章 怪物・悪魔・地獄
- 第3章 異界と幻視
- 第4章 現実
- 第5章 崇高の風景
- 第6章 歴史
第1章~第3章までは2階で展示されていて、
第4章~第6章は1階で展示されています。
この「怖い絵展」の一番の目玉は何と言っても
↓のポール・ドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」です。
この絵が展示されているのは
最後の第6章 歴史エリアです。
朝9時半に入場して、脇目も降らず、
第1章~第5章をすっ飛ばして
真っすぐ「レディ・ジェーン・グレイの処刑」に向かいました。
朝9時から入場してた人たちがゆっくり2階で鑑賞してたので、
いまなら1階は空いてるだろうと判断したからです。
1階に行ってみたところ、最奥の第6章エリアは予想通り人もまばらで、
これでもかってぐらい目の前でじっくり鑑賞出来ました。
怖い絵展のチケットは大人1600円ですが、
この「レディ・ジェーン・グレイの処刑」だけで
元が取れるぐらい素晴らしいです。
早い時間帯に入場出来たなら、
第1章~第5章は飛ばして、
まず第6章から観ることにしましょう。
2階の第1章あたりは人混みが酷くて、
絵の前に行くまでで時間を消費してしまいます。
1階と2階は自由に行き来できるので、
人がなだれ込む前にじっくりとレディを観てから、
後からゆっくりほかの絵を観れば良いです。
30分ほど「レディ・ジェーン・グレイの処刑」を堪能し、
そこから人々が蠢く2階に戻ります。
第1章 神話と聖書エリアには↓のような絵が展示されています。
ハーバート・ジェイムズ・ドレイバーの
「オデュッセウスとセイレーン」です。
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの
「オデュッセウスに杯を差し出すキルケー」です。
後ろの鏡にオデュッセウスが映ってますね。
ちなみに、会場の最後のカメラ撮影ボードも
この絵があって、鏡に自分を映しながら撮影できます。
ベッキーに似てると評判の「飽食のセイレーン」も観ました。
この絵の上には、「ごちそうさま」というメッセージが書かれてました。
版画や小説の挿絵もあったりバリエーション豊か。
セザンヌの「殺人」という作品。
「セザンヌの闇」として紹介されてました。
こういう作品も残してたんですね~。
怖い絵展は今まで触れたことのない画家の作品も多く、
デッサンおかしくね?って作品もあったりで
興味深く楽しめました。
絵そのものが怖い、というよりは
作者がその後自殺したとか
切り裂きジャックの犯人候補だった、とか
裏側のストーリーがうすら暗いってのがもありますので、
説明書きを読まないと理解が深まりません。
例えばこの「チャールズⅠ世の幸福だった日々」なんかは、
このころは幸せだったけど、その後チャールズⅠ世は処刑されてしまいます、みたいな
後日談を含めて怖い絵に含まれてたりします。
なので、極力絵に近づいて、絵と説明も読みたいのですが、
本当に人が多くて絵に近寄れないんで、すんごい時間が掛かりました。
場所によっては袋小路のようになって人が動けなくなってる場所もあったので、
近寄るのを諦めた絵もあります。
まぁ一番見たかった絵を最初にじっくり観られたおかげで、
心に余裕が出て、イライラせずにすみました。
企画者の意図に従って、展示順に観るのが最良だと思うけど、
「怖い絵」展は無理ですね。
少しでも空いてるところを探して順番無視して観ていくしかありません。
第1章~第5章までを何とか見て、
再び第6章に戻ると
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」の周りは人だかりが出来てました。
先に観たのは大正解だったなぁと思いつつ、
離れた場所から人混み越しに鑑賞してると、
周りの人たちが処刑を見物に来た民衆って感じがして、
なるほど、こういう見方もアリだなと思いました。
どんどん人混みが酷くなってくるので、
ちょっと早いけど11時過ぎに外に出ることにしました。
出入り口が1つなので、外に出るのも人数調整が行われてました。
他の展示店の広告チラシを眺めます。
来年のフェルメール展のチラシがもうありました。
日時指定入場制って書いてます。
今回のような混雑が予想されるので、
日時指定にするのは正解ですかね。
休日のチケットが取れないってことになりそうだけど。
外に出たら、入場待ちが210分になってました。
3時間半も外で並んで、入場したらあの人混みの中、絵を観るわけですか。
果たして楽しめるんでしょうか。
「怖い絵」っていうフレーズに興味惹かれた、普段絵を観ない人も数多く来てるらしいです。
それにしても混みすぎなような。
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」と
「オデュッセウスとセイレーン」のポストカード買っちゃいました。
怖い絵展は今週末の2017/12/17(日)が最終日です。
興味ある人は見逃さないようにしてください。
最後に「怖い絵」展を観るコツを纏めます。
- 入場券はあらかじめコンビニで購入しておく。
- 夜のうちに上野で待機する。
- 朝7時半~8時前には到着して行列に並んでおく。
- 先に第6章から観る。
1番の入場券を先に購入しておくのは必須です。
チケット売り場が開くのは9時なので、せっかく早く来てもチケット持ってなかったら遥か後方から行列並ぶ羽目になります。
2番は普通は不要です。遠くから来る人以外は。
3番ですが、7時頃から並べば朝9時に入れるかもしれないですが、それだと寒い中2時間並ぶことになります。
8時に並んでも1時間半待ちでした。
ちょっと混んでたけど、「レディ・ジェーン・グレイの処刑」は十分すぎるほど堪能できました。
7時45分ぐらいがベストですかね?
7時半でも朝9時にすんなり入れるかもしれません。
その場合も1時間半待ちです。
今週末が会期末なので、後悔したくなければ7時半から並びましょう。
4番は先に書いた通りです。
今回見逃すと、「レディ・ジェーン・グレイの処刑」を観るために、
イギリスまで行かないといけません。
いつかロンドンのナショナルギャラリーまで観に行きたいですけどね。
東京都台東区 上野の森美術館 情報
名称 | 上野の森美術館 |
---|---|
公式HP | http://www.ueno-mori.org/ 「怖い絵展」の専用公式サイト http://www.kowaie.com/ |
電話番号 | 03-3833-4191 |
住所 | 〒110-0007 東京都台東区上野公園1−2 |
営業時間 | 9:00~20:00(入館は閉館の30分前まで) |
入場料 | 一般 1600円 大学生・高校生1200円 中学生・小学生600円 小学生未満 無料 障碍者手帳をお持ちの本人と付添者(1名まで)無料 |
東京都台東区 上野の森美術館 地図
東京都台東区 洋食ヨシカミ
上野の森美術館を出た後は、徒歩で浅草に向かいます。
上野駅のオブジェです。
天気が良かったので、スカイツリーが良く見えます。
朝早くから行動しててお腹もすいてたので、
浅草の有名な洋食店 ヨシカミさんに行くことにしたのですが、
11:45の開店間際で店の前には行列が出来てました。
本日2度目の行列です。
開店しても入りきらず、名簿に名前書いて、
30分後に再度来ることに。
ヨシカミの目の前にバッティングセンターがあるのでそこで時間潰しました。
レトロなバッティングセンターです。
久しぶりにやったけど、案外打てました。
時間潰して再びのヨシカミ。
5分程で名前が呼ばれて入店。
王道の洋食屋さん、結構なお値段です。
店内には数多くのサインがありました。
メニューです。
ビーフシチューとライス・サラダ・スープセットにしました。
ビーフシチューが2450円で、セットが1000円です。
驚きのお値段です。
ビーフシチューです。
柔らかく煮込まれたビーフが美味しく、
デミグラスソースもコクがあって美味しかったです。
カウンター席に座ったので、料理してる様子を眺めてたんですけど、
オムライスが凄いおいしそうだったので
次回来たときはオムライスにしようと決めました。
東京都台東区 洋食ヨシカミ 情報
名称 | 洋食ヨシカミ |
---|---|
食べログHP | https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13003654/ |
電話番号 | 03-3841-1802 |
住所 | 〒111-0032 東京都台東区浅草1丁目41−4 |
営業時間 | 11:45~22:30(L.O.22:00) 木曜定休 |
東京都台東区 洋食ヨシカミ 地図
東京都台東区 浅草寺
ヨシカミさんで昼食を食べた後は
浅草寺に向かいます。
北海道から神奈川に移り住んで10年以上ですが、
浅草に来る機会が無かったので、今回が初参拝です。
屋根の上に鼠小僧が!
こういった人形が浅草には何体かあるんですって。
宝蔵門です。
立派ですね~
五重塔も綺麗です。
スカイツリーとの対比です。
小舟町と書かれた大提灯の下側です。
色合いがさっき食ったビーフシチューっぽいなって思っちゃいました。
大わらじです。
でっかいっす。
テレビでよく見る煙です。
常香炉っていうんだそうです。
100円で線香販売されてるので買いました。
でっかいターボライターみたいのがあるので、
そこで火を付けます。
常香炉の中に線香をぶち込みます。
煙というか火事みたいになってて、
線香を灰にさすのは困難でした。
次から次に線香が追加されてます。
煙を全身に浴びました。
本堂で参拝。
影向堂で御朱印も頂きました。
すごい混んでて、30分以上待ちました。
宝蔵門と黄葉したイチョウとスカイツリーのスリーショットです。
晴れててよかった。
雷門ってのはどこにあるんだと探します。
雷門ってのは仲見世の先にあるんですね。
初めて知りました。
仲見世を逆走して雷門に向かいます。
こういう目の座った招き猫も嫌いじゃないです。
雷門の裏側です。
風雷神門が正式名称で、略して雷門なんですってね。
ミーハーな気持ちになりました。
雷門の大提灯のビーフシチュー部分です。
迫力がありますね。
御朱印と雷門です。
浅草寺では2種類の御朱印を選べます。
大黒天と本尊の聖観世音菩薩です。
それぞれ300円で2つで600円。
わたしは御朱印のコンプリートってのには興味が無いので、
聖観世音菩薩を選びました。
浅草来たって感じがしますね。
満足しました。
東京都台東区 浅草寺 情報
名称 | 浅草寺 |
---|---|
公式HP | http://www.senso-ji.jp/ |
電話番号 | 03-3842-0181 |
住所 | 〒111-0032 東京都台東区浅草2丁目3−1 |
営業時間 | 夏季(4月~9月)6:00~17:00 冬季(10月~3月)6:30~17:00 |
拝観料 | 無料 |
東京都台東区 浅草寺 地図
まとめ
全てを上野の森美術館の「怖い絵展」にかけて、
前夜から当日までをご紹介しました。
怖い絵展は行って本当良かった。
行かなかったら後悔して、気付いたらロンドンに行ってたことでしょう。
繰り返しになりますが、今週末で怖い絵展は終わりです。
前日までにコンビニで入場券を購入して、
開場の1時間以上前に行けば、2時間並ばずにすみます。
大変だけど仕方ないです。
是非、レディ・ジェーン・グレイの処刑を観に行ってくださいな。
浅草寺も前から行きたいなって思ってたので
ついでですが行けて良かった。
都内はどこも混んでるから、
美術展以外は基本的に都内に近寄りたくないのですが、
今回の浅草散策をきっかけに、
都内をもってゆっくり巡りたいなぁって思いました。
次回からはまた2016年GWの旅か、群馬長野の旅に戻ります。
ではまた。