鹿児島の旅

【鹿児島の離島 2022年版】屋久島4泊5日の旅!ちょっとマニアックな絶景観光スポット紹介!

車中泊しながら日本全国を旅する筆者が、「屋久島」に4泊5日滞在して感動した観光スポットを巨木・絶景・温泉・グルメなど写真たっぷり、一言コメント付きで紹介しています。

他にもメディアで取り上げられそうにない、マニアック過ぎるスポットも載せているので、旅の参考にして頂ければうれしいです!

鹿児島港から屋久島 宮之浦港へ

フェリーはいびすかす

フェリーはいびすかすに乗って屋久島を目指します。
密入国するような見た目の船です。
18時に鹿児島港を出港して、種子島の港で一晩停泊し、翌朝屋久島に向かいます。

21時半過ぎに種子島に到着。

朝5時に種子島を出港します。

6時頃。陽が上ります。

7時頃、屋久島に到着です。
高い山々が出迎えてくれます。

めちゃくちゃ良い天気!
フェリーはいびすかすは朝7時から活動開始出来るのがメリットです。

屋久島 巨木巡り 6選

縄文杉

朝4時45分発の荒川登山バスに乗って荒川登山口に向かいます。

5時40分ごろ、縄文杉に向かって歩き始めます。

トロッコ道を延々と歩きます。

↑は川の上なんですが、手すりなんかないので、落ちると多分死にます。

歩き始めて1時間ぐらい。

ハイペースで歩いたおかげで静かな森を堪能できました。

トロッコ道は最初は楽しいんですけど、ここに来るのは2回目だし、

8kmも歩くのでさすがに飽きてきましたけどね。

「三代杉」です。

歩き始めて2時間ほど。朝8時前に大株歩道入口まで来ました。

ここから本格的な山道になります。

「翁杉」です。

かつては縄文杉に次ぐ幹周りの杉だったのですが、平成22年に幹が折れてしまいました。

元気なときに観に来たかった・・。

ウィルソン株です。

中に入ることが出来ます。

ウィルソン株に入った人が必ず撮るであろうハートマーク。

もっとハートっぽく撮れる角度があるはずなんだけど、面倒くさくてやめました。

トリックアートみたいな階段

「大王杉」さんです。

縄文杉が発見されるまで、最大の屋久杉でした。

屋久杉の中でも一番かっこいいんじゃないだろうか。

9時半過ぎに縄文杉に到着。

胸高周囲は16.4m。

もっと太い樹はあるけど、やはり縄文杉は特別ですね。

早く着いたおかげで人が少なくて、のんびりと眺めることが出来ました。

ゴールデンウィークなどピーク時に行くと、展望デッキは大混雑するらしいです。

「もののけ姫」の乙事主に似た木です。

ここで昼ごはんを食べて荒川登山口まで戻ります。

またトロッコ道を8km歩きます。

太陽が高くなってきてます。

途中、トロッコ道を逸れて、綺麗な川で涼みます。

トンネルを潜れば、荒川登山口です。

14時半過ぎに登山口まで戻ってきました。

往復9時ほどですね。

食事の時間や縄文杉でのんびりした時間を考えるとなかなかいいペースで歩けました。

お爺ちゃんが登山道で転んで頭を強く打って運ばれてくるとのことで、救急車が来てました。

過去には滑落などで亡くなった人もいるので注意が必要です。

荒川登山バスに乗って駐車場まで戻ります。

 

 

白谷雲水峡

「白谷雲水峡」の駐車場で車中泊。

星が綺麗でした。

前日のフェリーはいびすかすで寝不足だったため、

少し寝坊してしまい、朝8時から白谷雲水峡に入りました。

白谷雲水峡には

  • 弥生杉コース(1時間)
  • 奉行杉コース(3時間)
  • 太鼓岩往復コース(4時間)

の3コースがあります。

地図に乗ってる全部の屋久杉を見たかったので、往路は奉行杉コースを通って太鼓岩往復コースに合流して太鼓岩まで行き、復路は弥生杉コースを通って帰ることにしました。

この橋を渡らなければ奉行杉コースに行けます。

奉行杉コースにある二代大杉です。

これが「びびんこ杉」

奉行杉コースの屋久杉では、この杉がお気に入りです。

こちらが奉行杉。

森の中で巨木を撮影する場合、どうしても似たような構図になっちゃいますね。

この二代くぐり杉を過ぎると太鼓岩往復コースに合流できます。

当然、くぐるのですが、蜘蛛の巣に引っかかりました。

奉行杉コースでは一人も見かけなかったし、みんな真っすぐ太鼓岩に行っちゃうんでしょうね。

ちなみに、奉行杉コースには川を渡る場所がいくつかあるので、増水時は注意が必要です。

太鼓岩に向かうコースに合流。

奥にあるのは「七本杉」です。立ち姿が美しいです。

七本杉を過ぎれば、「苔むす森」になります。

「もののけの森」とか言われてますね。

贅沢な話ですが、この日は天気が良すぎました・・。

雨の方が苔が色鮮やかになって綺麗なんですよ。

公家杉や武家杉を超えれば辻峠。

太鼓岩に行くことも出来るし、縄文杉へのトロッコ道に向かうことも出来ます。

こんな感じの登山道を10分ほど登れば太鼓岩です。

太鼓岩からの眺め。

想像以上の絶景でした・・。

2016年にも来たのですが、そのときは↑のように霧で真っ白だったんです。

人も少なかったので、太鼓岩でしばらく寝っ転がってました。

ちなみに、白く枯れた木は落雷によるものです。

周りより飛び抜けて樹高が高いと、避雷針になっちゃうんですね。

太鼓岩を下山したら昼ごはんを食べて、弥生杉コースを通って帰ります。

ちなみに、2016年に来たときは太鼓岩から下山するときに、

ちょっと滑落しちゃって病院送りになつたので慎重に慎重に下山しました。

2016年の訪問記はいずれ書きます。

樹齢3000年の弥生杉です。

屋久島の樹齢3000年を超える6本の老木のことを「六神木」と呼び、そのうちの1本です。

弥生杉から15分も歩けば出口です。

白谷雲水峡からの帰り道。

新緑が広がる春らしい景色です。

遠くに見えるのは宮之浦の街並みです。

ヤクスギランド

縄文杉や白谷雲水峡は翌日以降に回して、

まずはサクッと回れるヤクスギランドに行くことにしました。

ルートは4つ設定されています。

150分コースの蛇紋杉から更に奥に入り、天文の森まで行くことにしました。

もう少し早く来れれば太忠岳まで行っても良かったんですけどね。

くぐり杉です。

途中まで道が舗装されていて歩きやすいです。

この橋を渡ると80分、150分コースに入ります。

橋の真ん中に上半身裸の外人さんがいました。

暑い日だったけど、森の中は心地良いくらいでした。

朝露に輝く苔です。フカフカしてました。

幻想的です。

どこ見ても絵になります。

写真撮りまくりながら歩いてたら、天文の森まで2時間も掛かっちゃいました。

天文の森は立派な木がいっぱい。

天文の森で軽く昼ごはんを食べました。

天文の森から150分コースの合流地点にある「蛇紋杉」です。

「天柱杉」です。上はもう見えません。

これは「母子杉」です。

樹齢2600年の屋久杉が2本並んでいます。

樹皮のひび割れが年月を感じさせてくれます。

80分、150分コースと、その他の短いコースの合流地点にあるのが「仏陀杉」です。

仏陀杉の周りは遊歩道が整備されています。

苔の色が鮮やかです。

ヤクスギランドを堪能し過ぎて、5時間も掛かっちゃいました。

ネーミング的に大したことがなさそう、と思われがちな「ヤクスギランド」ですが、

80分以上のコースは見応えあります。

紀元杉と川上杉

ヤクスギランドを越して、さらに奥に行くと紀元杉と川上杉があります。

車ですぐそばまで行ける屋久杉です。

この階段を下りればすぐです。

ぶっといのが「紀元杉」です。

樹齢3000年の巨木です。

これも六神木の1本です。

紀元杉からさらに奥に行くと、川上杉があります。

樹齢は2000年。

道路工事で伐採されそうだったところを、

営林署職員の川上さんが計画変更してルート迂回させることにより

伐採から救ったことから「川上杉」と呼ばれています。

志戸子ガジュマル園

白谷雲水峡の後は、志戸子にあるガジュマル園に行きました。

大きなアコウの木。

この異様な樹形が大好きです。

でっかいガジュマルです。

足元にはオオタニワタリが生えてました。

夏場は虫が凄いらしいですが、春なら虫も多くないし、おススメです。

中間ガジュマル

縄文杉の後は、安房地区から中間地区に移動。

中間のガジュマルを観てきました。

わたしは見たことないですけど、NHKの「まんてん」のロケ地なんですって。

立派なガジュマルです。

ちょうど車が通れるようになっています。

屋久杉も良いですけど、ガジュマルもいいです。

 

鹿児島 屋久島 温泉巡り 5選

平内海中温泉

ヤクスギランドで汗だくになったので、

平内海中温泉に行って汗を流しました。

干潮の前後だけ入ることができる温泉で、満潮時は海の底に沈んでしまいます。

個人的に全国温泉お気に入りランキングでも上位に入ります。

是非、中潮か大潮の日を狙って行って、湯船に海水が混じり始める時間まで待ちましょう。

最高過ぎてこの日は2時間以上入ってました。

料金は一人100円です。

更衣室はありません。

水着はNGですが、湯浴み着はOKなので、うまいこと着替えるしかないです。

夕方は地元の家族連れが来ているので多少入りやすいと思いますよ。

外国人観光客も多くて「Amazing!」って言ってました。

2回も行けば、地元の人たちと顔見知りになれます。

こんな夕暮れを見ながら、温泉と海水の入り混じった温泉につかれます。

屋久島に行ったら、是非干潮の時間を調べて行ってみてください。

尾之間温泉

夜は「尾之間温泉」に行きました。

地元の方が大勢いる温泉で、200円で入れます。

挨拶をすると気持ちよく返事してくれますよ。

浴槽は1つで、足元からどんどん温泉が湧いてます。

ぬるっとした泉質で美肌になれそう。

尾之間温泉と平内海中温泉をローテーションしてました。

湯泊温泉

湯泊温泉で汗を流します。

ついたてで男女分かれてますが、まぁほぼ混浴のようなものです。

ぬるめなので、一旦入るとなかなか出られません。

大浦の湯

まだ行ったことのない公衆浴場を回ります。

屋久島の北部にある「大浦の湯」に行きました。

4日連続の快晴。

1か月に35回雨が降ると言われる屋久島とは思えません。

「大浦の湯」は、道の果てにぽつんとあります。

海も空も綺麗で良いロケーションです。

お湯は特筆すべき感じはなかったかな。

楠川温泉

次に向かったのは楠川温泉。

かなりぬるい温泉で、湯船には保温のための蓋がされてました。

ついついのんびりしちゃいます。

鹿児島 屋久島 絶景巡り 7選

永田いなか浜

ウミガメの産卵地として知られる「いなか浜」にも行きました。

綺麗な浜です。

いつかウミガメの産卵時期に来てみたい気もするけど、

邪魔しちゃ悪いから遠慮しちゃうかな。

 

西部林道

屋久島の動物たちに会いたければ西部林道に行けば、たぶん会えます。

屋久島灯台に立ち寄りつつ、西部林道に向かいます。

西部林道に入ると道端に数多くのヤクザルがたむろってました。

ヤクジカです。

北海道のエゾシカと比べると、かなり小型です。

こっちをガン見してます。

ヤクザルにもじっと見られます。

人に慣れてて、車が横を撮っても全く逃げません。

轢かないように注意が必要です。

大川の滝

山がちな屋久島には数多く滝があります。

中でもお気に入りが大川の滝です。

足場が悪いですが、頑張れば滝つぼのすぐそばまで行けますよ。

トローキの滝

屋久島5日目 最終日。

朝から湯泊温泉、平内海中温泉、尾之間温泉とはしごして

屋久島の温泉たちに別れを告げます。

5日目にして初めての曇りです。

こちらがトローキの滝です。

赤い橋が印象的。

千尋の滝

ダイナミックな景観の「千尋の滝」です。

左側の花崗岩が凄いですね。

 

栗生沿岸海域公園

近くの栗生の浜に移動。

ギザギザの岩の上を歩きます。

栗生で見る夕焼け。

塚崎タイドプール

夕方になり、塚崎のタイドプールに移動。

タイドプールというのは、潮が引いたときに岩のくぼみに残った海水だまりのこと。

覗くと取り残された魚が泳いでます。

固いサンゴの化石。

屋久島のタイドプールで迎える3度目の夕陽です。

鹿児島 屋久島 グルメ巡り 3選

カフェレストヒロ

中間にある「カフェレストヒロ」で晩御飯。

外観は民家っぽい。

むねかつ丼とカメノテの味噌汁です。

驚くほど美味しかった。

店主にカメノテの食べ方も教えてもらえたし良い人でした。

おススメです。

すし将

オープンしたばかりの「すし将」さんへ。

屋久島の地魚の寿司です。

若い大将がネタについて説明してくれてたけど、まったく覚えてません。。

屋久島に来て、毎日歩きまくりだったので、この日はゆっくり休むことにして終了。

パスタ屋かたぎりさん

晩御飯を食べに「パスタ屋かたぎりさん」へ。

お店が閉まるのが早い屋久島ですが、

ここは21時まで開店してるので助かります。

トビウオのひつまぶしを頂きました。

美味しいけど、やっぱりうなぎのひつまぶしの方が美味しいです。

この日はこれで終了。

鹿児島 屋久島 神社仏閣巡り

益救神社

屋久島4日目。

この日はのんびり屋久島を過ごすことにしました。

まず向かったのは益救神社

益救と書いて「やく」と読みます。

御朱印も頂きました。

鹿児島 屋久島 博物館・資料館巡り 2選

屋久杉自然館

川上杉のあとは、屋久杉自然館に行きました。

屋久杉がまだ木材として切り出されていた当時の映像や、

縄文杉の折れた大きな枝が展示されています。

はじめて屋久島に行く方は是非行ってみてください。

トロッコ道の途中に小杉谷の集落跡があります。

まだ人が住んでた頃の映像を見ることが出来ます。

「いのちの枝」と呼ばれる、縄文杉の折れた枝です。

縄文杉の等身大の写真もありますよ。

屋久島環境文化村センター

最後に訪れたのは、

宮之浦港のそばにある屋久島環境文化村センターです。

屋久島の自然や文化について学ぶことが出来るので、

普通はもっと早い段階に来た方が良いです。

屋久島から種子島へ

フェリー太陽

5日間滞在した屋久島を離れます。

宮之浦港です。

すっかり晴れました。

フェリー太陽が屋久島に到着。

これに乗って、種子島に向かいます。

屋久島の山々ともお別れ。

名残惜しい。

屋久島から種子島へ1時間の船旅。

虹が出来てます。

種子島が見えてきました。

山が多い屋久島と違って、平べったい島です。

島から島へ移動すると、地形の変化が面白いです。

おわりに

長くなりましたが、屋久島で過ごした5日間をご紹介しました。

たいていのスポットは回ったと思うので、

屋久島に旅行で行く際は参考にしてみてくださいませ。

次回はもっと準備して宮之浦岳に登ったり、龍神杉・雷神杉・風神杉を観に行きたいな。

 

いまがチャンス!GoToトラベルキャンペーンでお得に旅に出よう!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA