先日、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている「神聖ローマ皇帝 ルドルフ2世の脅威の世界展」と、上野の東京国立博物館の特別展「仁和寺と御室派のみほとけ―天平と真言密教の名宝―」を鑑賞してきました。
東京都渋谷区 Bunkamuraザ・ミュージアム
「神聖ローマ皇帝 ルドルフ2世の脅威の世界展」を見るため、向かったのは渋谷のBunkamuraザ・ミュージアム。
電車で渋谷に行ったのは久しぶりです。
東急に美術展の垂れ幕が掛かっていました。
ルドルフ2世の顔を野菜や果物で描いた「ジュゼッペ・アルチンボルド」の作品がポスターのメインビジュアルになっています。
ルドルフ2世は、オーストリア・ハプスブルク家の人間で、
16~17世紀に神聖ローマ帝国の皇帝として君臨。
ウィーンからプラハに帝都を遷都し、
学問と芸術を積極的に保護。
神聖ローマ皇帝という絶大な権力をフル活用して、
美術品や科学機器を収集したり、
各地から動物、植物、鉱物を集めて、
プラハの宮殿に「驚異の部屋」(クンストカンマー)と呼ばれる
コレクションを持つにいたります。
文化の発展に大いに貢献してますが、
政治的に有能ではなかったため、
のちの「三十年戦争」に至る一因となった人物でもあります。
銀閣寺を建立し、東山文化を築くほどの文化人だったけど、
とっとと将軍職をやめたくて、
後継者問題を引き起こして、
応仁の乱をまねいてしまった足利義政みたいです。
個人的には「ルーラント・サーフェリー」の動物画が興味深かった。
フィリップ・ハースの作品です。
この美術展は2018/3/11(日)までです。
Bunkamura galleryでは、BSフジで放送中の「ブレイク前夜」で取り上げられた若手芸術家の作品が展示されていました。
にゃんこですね。
こちらは2018/3/4(日)でもう終わってしまいました。
Bunkamuraザ・ミュージアム情報
名称 | Bunkamura ザ・ミュージアム 神聖ローマ皇帝 ルドルフ2世の脅威の世界展 |
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公式HP | http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_rudolf/ |
電話番号 | 03-3477-9252 |
住所 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2丁目24−1 |
営業時間 | 10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで) 金曜・土曜は21:00まで |
入場料 | 一般 1600円(1400円) 大学・高校生 1000円(800円) 小中学生 700円(500円) ( )内は20名以上の団体料金 障碍者手帳で割引あり |
Bunkamuraザ・ミュージアム 地図
東京都台東区 東京国立博物館
渋谷から上野に移動し、東京国立博物館に向かい、特別展「仁和寺と御室派のみほとけ―天平と真言密教の名宝―」を観に行きました。
普段、東京に寄り付かないわたくしが唯一頻繁に行くのが上野です。
美術館がいっぱいありますからね。
国立博物館に来るのは、去年の「運慶展」以来です。
当時は綺麗に紅葉していた「ユリノキ」もすっかり葉が落ちてました。
葉が落ちる前のユリノキ。
当時の記事はこちら↓です。良かったらどうぞ。
並ばずに入れました。
会場は平成館の2階です。
年に1日しか公開されない「如意輪観音菩薩坐像」とか、
33年に一度しか開帳されない「馬頭観音菩薩坐像」など
生きてるうちに二度と観れないんじゃないという秘仏が展示されています。
弘法大師 空海ゆかりの国宝「三十帖冊子」などどれも一見の価値ありです。
中でも江戸時代以来に東京に来たという
大阪葛井寺の千手観音菩薩坐像は見ただけで鳥肌立つほど素晴らしい仏像です。
千手観音の名の通り、本当に千本以上の手があります。
これはもう見事としかいえません。
唐招提寺の千手観音を観に行きたくなります。
仁和寺の観音堂を再現しているエリアがあるのですが、
これもまた圧倒されるものがありました。
しかも写真撮影もOKです。
中央に千手観音菩薩。
脇侍に不動明王と降三世明王を従えています。
両端には風神・雷神。
中には二十八部衆です。
仁和寺 観音頭内部の壁画も再現しています。
普段、一般公開されない観音堂の内部を擬似的に見ることが出来る貴重な体験でした。
つい最近、仁和寺の御室桜についてブログを書いたばかりで
鮮明に記憶がよみがえってた状態での鑑賞だったので、
より感慨深いものになりました。また行きたくなっちゃった。
良かったら↓もどうぞ。
2018/3/11(日)まで開催中です。
仏像好きなら行かないわけにはいきません。
去年の運慶展に負けず劣らず、素晴らしい催し物でした。
平成館を出た後は、表慶館に向かいます。
入口にライオンの像があるのが表慶館です。
表慶館では「アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝」が開催されています。
特別展の入場券があれば、こちらの美術展も入場可能です。
ラピュタのロボット兵を思わせる巨大な石造です。
紀元前の墓碑です。
他には100万年以上前の石器なども展示されています。
この美術展は、2018/5/13(日)まで開催しています。
アラビアに興味ある方はぜひ!
表慶館の天井です。
建物自体が美術品のようです。
このカーブがいいですね。
最後は本館に寄ります。
常設展の展示量が凄いです。
1室で「おひなさまと日本の人形」という特集をしてました。
これは何?犬?猫?
夕方になり、東京国立博物館を出て、次へ。
東京国立博物館 情報
名称 | 東京国立博物館 |
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公式HP | http://ninnaji2018.com/ |
電話番号 | 03-3822-1111 |
住所 | 〒110-8712 東京都台東区上野公園13−9 |
営業時間 | 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで) (ただし、金曜・土曜および11月2日(木)は21:00まで開館) 月曜休館 |
入場料 | 一般1600円(1300円) 大学生1200円(900円) 高校生900円(600円) ( )内は20名以上の団体料金 中学生以下無料 障碍者手帳をお持ちの本人と付添者(1名まで)無料 |
東京国立博物館 地図
東京都葛飾区 四ツ木製麺所
晩御飯を食べに、上野から葛飾区の京成立石駅に移動し、
「四ツ木製麺所」さんに行きました。
製麺所の名の通り、うどんがメインの食事処。
京成立石駅から歩いて5分ぐらいです。
住宅街の裏路地にあるので分かりにくい場所にあります。
近くに来ると、のぼりが立っていて「この路地を左」って書いてるので見逃さないように。
こちらが入口。
「四ツ木製麺所」と書かれています。
メニューです。
ただのうどん屋と思えないぐらい多いです。
良心的な値段ですね。
お酒も飲めます。
B定食の親子丼とわかめうどんのセットにしました。
かぼちゃもセットです。
うどんも美味しかったけど、親子丼もハイレベルでした。
次回来たら、他のメニューを頼んでみよう。
製麺所だけあって、お持ち帰り用の生うどんが販売されています。
30mぐらい離れたところに駐車場もあります。
ちゃんと見てないけど、台数は少なそうでした。
次回は車でこようかと思います。
四ツ木製麺所 情報
名称 | 四ツ木製麺所 |
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電話番号 | 03-5670-7610 |
住所 | 〒124-0013 東京都葛飾区東立石2丁目11−7 |
営業時間 | 水~金 11:30〜14:30 17:30〜22:00 土曜 11:00〜21:00 日祝 11:00〜19:00 月曜・火曜定休 |
四ツ木製麺所 地図
まとめ
今週末までの美術展を2つご紹介しました。
個人的には東京国立博物館の特別展「仁和寺と御室派のみほとけ―天平と真言密教の名宝―」の方が圧倒的に良かったですね。
ここ最近、頻繁に神社仏閣に行ってるからが、絵よりも仏像の方に気持ちが傾いてるようです。
他にも東京都美術館では「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」が、
国立西洋美術館では「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」が開催されています。
近々行く予定なので、行ったらまたブログに書くつもりです。
ではまた。