四万温泉 積善館
四万温泉の語源は、
「4万もの病を治癒してくれる霊泉」というところからきています。
なぜ3万でも5万でもなく、4万なんでしょうね。
同じ群馬県の「草津温泉」は
釘を溶かすくらいの酸性が強烈な温泉なので、
肌の弱い方が入ると、肌が荒れる可能性があります。
その荒れた肌を癒すのが、
四万温泉の優しいお湯で、
「草津の上がり湯」とも言われています。
日本三大胃腸の湯とも言われていて、
四万温泉を歩いていると飲泉できます。
冷たいまま飲むと便秘に効き
温かくして飲むと下痢に効くそうです。
ちなみに、日本三大胃腸の湯は以下の3つです。
- 群馬県 四万温泉
- 大分県 湯平温泉
- 宮城県 峩々温泉
そんな四万温泉の代表的な旅館が
四万温泉 積善館
でございます。
千と千尋の神隠しの油屋のモデルの1つとも言われています。
この赤い橋が印象的ですね。
1691年(元禄4年)に現在の場所に宿が建てられました。
300年以上前です。
日本最古木造湯宿建築です。
それにしても、写真の葉っぱが邪魔だなと
いまさらながら思いました。
建物上部がだいぶ隠れちゃってる。
またいずれ積善館に行くので、
そのときまた写真撮ろう。
本当に歴史を感じる建物です。
さすがは秘境 群馬。
積善館で有名なのが
元禄の湯
でございます。
昭和5年に建築された建物で、
洋風ダンスホール風に建設されたんだそうです。
5つの浴槽があります。
右側の壁には小部屋があって、
蒸し風呂になっています。
カランがないので、直接湯船からお湯すくいます。
なぜダンスホール風にしたのか分からないですが、
ちょっと経験したことのない浴室で思い出に残ります。
元老の湯の出入り口です。
こんなモダンな扉の浴室は無いですね。
浴室以外も、超レトロです。
この廊下は
浪漫のトンネル
と呼ばれているんだとか。
元禄の湯以外にも内湯がいくつかあります。
日帰りプランだと岩風呂にも入れるのですが、
そちらは混浴になっているそうです。
四万温泉 積善館 情報
名称 | 四万温泉 積善館 |
---|---|
電話番号 | 0279-64-2101 |
住所 | 〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町 四万甲4236 |
営業時間 | 日帰り入浴は 10:00~16:00 |
料金 | 1200円 |
泉質 | ナトリウム・カルシウム塩化物硫酸塩温泉 |
四万温泉 積善館 地図
四万温泉 積善館で宿泊予約する
四万温泉 積善館 館内散歩動画
またも手ぶれ動画ですが・・せっかくなのでご紹介します。
数秒間 カメラを静止させないとダメですね。
四万温泉 四万たむら
この日は、積善館のあと、さらに温泉3軒ハシゴしていました。
※温泉のハシゴは体に負担かかるのでお勧めしません。
四万温泉の四万たむらです。
何故か、遠目の写真しか残ってませんでした・・。
積善館から徒歩数分です。
かなり大きい温泉旅館です。
内湯が館内のあちこちにあって、清潔感もあって
泊まるには最高なんじゃなかろうかと。
レトロな宿が良ければ、積善館。
綺麗な宿が良ければ、たむらに泊まって、
四万温泉の外湯巡りをするのが良いかと思います。
数ある内湯の一つ「御夢想の湯」です。
薄暗い浴室で、とても落ち着く温泉でした。
ついつい長湯してしまいそうになります。
のぼせないようにご注意を。
四万温泉 四万たむら 情報
名称 | 四万たむら |
---|---|
電話番号 | 0279-64-2111 |
住所 | 〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万4180 |
営業時間 | 日帰り入浴 10:00~15:00 |
料金 | 1730円 高めですけど、それだけの価値はあると思います。 |
泉質 | ナトリウム・カルシウム塩化物硫酸塩温泉 |
四万温泉 四万たむら 地図
尻焼温泉 関晴館
この日、3軒目です。
四万温泉から車で1時間ほど移動して、
尻焼温泉 関晴館に行きました。
草木に隠れてますが、
ここも日本秘湯を守る会の会員です。
お風呂まではいったん外に出て、
この勝手口のような「入浴入口」から入ります。
入口しょぼすぎだろ!って思った記憶があります。
この後行った、川風呂の印象が強くて、
ここの温泉の記憶があまり無いですが、
露天風呂の景色がとても良かったような・・。
尻焼温泉 関晴館 情報
名称 | 尻焼温泉 関晴館 |
---|---|
電話番号 | 0279-95-5121 |
住所 | 〒377-1701 群馬県吾妻郡中之条町入山1539 |
営業時間 | 日帰り入浴 12:30~16:00 不定休 |
料金 | 500円 |
泉質 | カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉 |
尻焼温泉 関晴館 地図
尻焼温泉 川風呂
4軒目は、同じく尻焼温泉の川風呂です。
関晴館さんからすぐそばです。
人がいたので、写真撮れなかったのですが、
温泉が流れる川に入るというダイナミックな温泉です。
Googleで「尻焼温泉」で画像検索してもらえば一杯ヒットします。
水着で入ってる人もいるらしいです。
僕行ったときは全員裸で入浴してました。
夏休みとかゴールデンウィークとかは家族連れが多そうです。
入口はこんな感じ↓
左手に階段があります。
温泉宿があるわけではなく、
川沿いの小屋で服を脱いで川に入るだけなので当然無料です。
24時間入れます。
この写真の道路から丸見えです。
ちなみに、尻焼温泉のいわれですが、
平氏の落人がここの温泉を発見したそうで、
川床から湧き出る温泉が熱くて尻が焼けるほどだった、
ということから尻焼温泉と言われているんだそうな。
実際はそんな熱くなくて、
のんびり長湯出来る温度です。
ただ、川そのものなので、
雨が降ると増水するので入れなくなります。
行くときは、良い天気が続いたときにしましょう。
時期にもよるのかもしれませんが、
川の中の石がヌルヌルして滑ります。
実際、おじさんが滑って転んでました。
僕もそぉ~っと転ばないように歩いてましたので、
滑りにくい靴底のサンダル履いてくと便利ですよ。
それにしても群馬は温泉好きには堪らない県です。
群馬の旅はまだ続きます。