鎌倉のシンボルとして日本のみならず外国人観光客にも広く知られる国宝・阿弥陀如来坐像、通称「鎌倉大仏」を本尊とする『高徳院』の見どころをご紹介します!
神奈川県鎌倉市 『高徳院』
浄土宗の寺院で山号は「大異山」で、正式には「大異山高徳院清浄泉寺」(だいいざん こうとくいん しょうじょうせんじ)と言います。
「鎌倉大仏」「長谷の大仏」と呼ばれる阿弥陀如来坐像は、建長4年(1252)に建立され、昭和33年(1958)に国宝に指定されました。かつては大仏殿が存在し、その中に鎮座していたが、地震や津波といった天災で大仏殿は失われ、室町時代には、現在のように屋根のない状態になっていたそうです。
鎌倉に来たら、この鎌倉大仏を観なければ始まりません。
高徳院 住所・拝観時間・拝観料金・アクセス方法
名称 | 高徳院 |
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住所 | 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷4-2-28 |
拝観時間 | 8:00~17:15 10月~3月8:00~16:45 |
電話番号 | 0467-22-0703 |
拝観料金 | 拝観200円 胎内拝観 20円 |
アクセス方法 | 江ノ電「長谷駅」より徒歩7分 駐車場無し |
高徳院 地図
高徳院 混雑について
紫陽花の季節は、長谷寺の紫陽花を鑑賞後の観光客が多く流れてきますので、混雑しています。本記事では、朝9時~10時頃の境内の様子を写真でご紹介していますが、午前中の早い時間帯でもそれなりに混雑しています。
ただ、大仏と胎内拝観したら次の目的地に移動する人がほとんどですので、人の回転は早いです。
高徳院 見どころ&体験記
ここからは実際にわたしが高徳院に行ったときの様子を交えながら、高徳院の見どころを紹介します。
高徳院 境内マップ
こちらが高徳院の境内マップ。
中心に鎌倉大仏が鎮座し、周りを囲むように広場があります。
胎内拝観は、高徳院の閉門1時間前までで、御朱印の受付はさらに早く終わるので夕方拝観予定の方はご注意を。
こちらが鎌倉大仏が印刷された拝観券。
高徳院 仁王門
こちらが仁王門。
扁額には「大異山」の山号が。
仁王がにらみを利かせています。
高桐院 鎌倉大仏
仁王門から超えると、大仏の頭だけが見えるポイントがあるので探してみてください。
大仏の建立にあたって、国が資金を出したのではなく、
民間から少しずつ資金を集めて建立しています。
台座を含めた高さは13.35m
大仏のみの高さは11.33m
顔だけで2.35mもあります。
重量は121トンと超重量です。
元は木造の大仏が置かれていましたが、強風で倒れてしまったため、
重量のある青銅の像を鋳造したのでしょう。
鎌倉大仏の前には見頃の紫陽花が供えられていました。
凛々しいお顔です。
背中に扉が2つありますが、大仏の制作過程で、大仏内部から土台とした土を取り出すための穴です。
手前に大きな石がありますが、これがかつて存在した大仏殿の礎石で、56個残されている。礎石を見ると、かなり巨大な大仏殿だったのだと想像出来ます。
高徳院 胎内拝観
胎内拝観20円を納めて中へ。
狭くて急な階段があるので注意してください。
こちらが中から見た鎌倉大仏。
何枚もの銅を繫ぎ合わせているのだとよく分かります。
中は狭いので一度に30人以上は入れません。
頭頂部のボコボコです。
背中の窓から入る陽の光。
これが無いと真っ暗です。
拝観料は安いので、一度は胎内拝観されることをおススメします。
高徳院 奉納大藁草履
長さ1.8m、幅0.9m、片方だけで重量45kgもある巨大な草履。
戦後、鎌倉大仏に日本中を行脚し万民を幸せにしてほしい、という願いから茨城県の子ども会によって制作された。
3年に一度、新たな藁草履の制作・奉納が続けられています。
高徳院 観月院
大仏の裏手の森の中にある「観月堂」
かつて朝鮮王朝にあった建物を移築したものですが、よく海を渡って移築したものです。
江戸幕府2代将軍「徳川秀忠」が所持していたとされる「聖観音像」を安置しています。
高徳院 御朱印
こちらが御朱印。
阿弥陀如来と書かれています。
まとめ
国宝・鎌倉大仏が鎮座する高徳院を中心にご紹介しました。
滞在時間は15分~30分ほどと思います。御朱印を頂こうとすると混み具合によっては1時間ぐらい掛かるかもしれません。
鎌倉のシンボルであり、海外からの観光客も多く訪れる高徳院・鎌倉大仏、是非参拝なさってください。