鎌倉有数の花寺として知られる「光則寺」。
200種類以上の紫陽花が楽しめる名所として知られており、人も少なく落ち着いて花を鑑賞できるスポットです。
実際に足を運んで撮影した写真と合わせてご紹介します!
神奈川県鎌倉市 『光則寺』
日蓮宗の寺院で山号は「行時山」。文永11年(1274)に建立されたと伝わる。
元々は、鎌倉幕府5代執権・北条時頼の家臣である宿屋光則(やどやみつのり)の屋敷で、日蓮宗の宗祖である「日蓮上人」が佐渡島に流された際、日蓮の高弟「日朗上人」を屋敷の土牢に幽閉していた。やがて日蓮の教えに感化された光則は、「日朗」を迎えて自身の屋敷を寄進して、この「光則寺」を開山するに至っています。
山門から先の境内には、約200種類のヤマアジサイの鉢植えが並べられ楽しませてくれます。本堂前には、樹齢200年以上のカイドウがあり4月上旬に見ごろとなります。
光則寺 住所・拝観時間・拝観料金・アクセス方法
名称 | 光則寺 |
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住所 | 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-9-7 |
拝観時間 | 8:00~17:00 |
電話番号 | 0467-22-2077 |
拝観料金 | 拝観100円 |
アクセス方法 | 江ノ電「長谷駅」より徒歩6分 駐車場無し |
光則寺 地図
光則寺 例年の紫陽花 見頃時期
例年 紫陽花の見頃は5月下旬~6月上旬です。
本記事で紹介している写真は6月上旬の参拝したときの様子です。
光則寺 混雑について
近くに『長谷寺』があるおかげか、休日の参拝でも『光則寺』は全く混雑していませんでした。落ち着いて花を観賞することが出来ますね。朝イチに長谷寺に行って、そのあと光則寺に行くのがおすすめ。朝一番に長谷寺に行けなかった場合は、「あじさい路」の整理券だけ先にもらって、光則寺や高徳院、御霊神社を参拝するのも良いでしょう。
光則寺 見どころ&体験記
ここからは実際にわたしが光則寺に行ったときの様子を交えながら、光則寺の見どころを紹介します。
光則寺 山門
長谷寺の一本裏の通りを突き進むと「光則寺」があります。
朱色の柱と青銅の屋根が鮮やかな山門。
3月下旬には枝垂れ桜が満開となるそうです。
拝観料は一人100円。
この賽銭箱に入れましょう。
8:00~17:00まで拝観可能となっています。
光則寺 花マップ
山門の賽銭箱の上には、境内の花の配置を詳細に記載している「花マップ」が置かれています。
手書きの花マップの丁寧な書き込みに感動すら覚えます。
これを持って境内を花巡りをしましょう。
光則寺 本堂
境内は石畳で、両側に紫陽花の鉢植えが数多く置かれています。
お寺の境内とは思えないほど、緑豊かな参道です。
こんな細い道もあります。
こちらが本堂。
先にお参りしてから本格的に境内を散策しましょう。
光則寺 カイドウ
本堂の右手にあるのが「カイドウ」
漢字で「海棠」と表します。
バラ科リンゴ属の落葉低木。
このカイドウは樹齢200年以上と言われ、鎌倉市の天然記念物にも指定されています。
毎年4月上旬に見頃を迎えます。
見頃の時期に再訪したいと思っています。
光則寺 ヤマアジサイたち
境内には小さな紫陽花の鉢が数多く並んでいて、一つ一つに品種名が記載されていて勉強にもなります。
管理が行き届いていますね。
紫陽花の色は数あれど、私は青い紫陽花の方がお気に入り。
本堂裏手に回れば、鉢植えでない紫陽花も数多く咲いていました。
境内の至る所で紫陽花があるので、花マップを頼りに見逃したりしないよう時間かけてゆっくり回ってみましょう。
光則寺 土牢
本堂右手の階段を上っていくと日朗上人が幽閉されていた土牢が残っています。
お墓の横を上がっていきます。
道中のガクアジサイがとても綺麗。
階段を上りきると、広場に出ます。
この右手に土牢があります。
ここまで来る人は少ないのかも。誰もいなかった。
こちらが土牢。
どこか不気味。こんな場所に幽閉されたくないですね。
光則寺 花菖蒲
6月上旬に行けば、花菖蒲も一緒に堪能できます。
まとめ
鎌倉の光則寺を紫陽花を中心にご紹介しました。
大きな境内ではないですが、細い道沿いに隙間なく鉢植えが置かれていて、様々な品種の紫陽花を一度に楽しむことが出来ます。
紫陽花の季節以外も、桜やカイドウ・蝋梅など四季折々の花がありますので、年中通して花を楽しめる、まさに「花寺」でした。
是非参拝なさってください。