鎌倉の苔寺といえば『妙法寺』
苔に覆われた石段は必見です!アクセス方法や混雑状況や見どころなど、現場の写真たっぷりでご紹介します!
神奈川県鎌倉市 妙法寺
JR鎌倉駅下車 徒歩12分。日蓮宗の寺院で山号は「楞厳山」(りょうごんさん)。
建長5年(1253)日蓮宗の宗祖・日蓮聖人が鎌倉 松葉谷を拠点に布教するために草庵をこの地に建てた。辻説法で他宗派を批難したため、草庵が焼き討ちのもこのあたり。開山から約100年後の延文2年(1357)、第5世の日叡上人が日蓮聖人を偲び、この地に堂塔伽藍を建てたの実質的な開山。日叡上人は後醍醐天皇の子息・大塔宮護良親王の子息で、山腹には護良親王の墓もある。江戸時代に入ると十一代将軍 徳川家斉、徳川御三家、肥後細川家などを受けた
仁王門から先は緑濃い山の中となり、中でも釈迦堂跡へと続く苔の石段は息を吞むほど美しい。TBSの「マツコの知らない世界」の「コケの世界」でも取り上げられて以来、これまで以上に多くの人が苔の石段 見たさに妙法寺を訪れている。
妙法寺 住所・拝観時間・拝観料金・アクセス方法
名称 | 妙法寺 |
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住所 | 〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町4丁目7−4 |
拝観時間 | 9:30~16:30 12月第2週~3月中旬、7月第2週~9月中旬の期間は、土・日・祝のみの拝観 |
電話番号 | 0467-22-5813 |
拝観料金 | 中学生以上 300円、小学生以下 200円 |
アクセス方法
<電車>
■JR横須賀線、江ノ島電鉄「鎌倉」駅下車 徒歩約12分
<バス>
鎌倉駅から京浜急行バス
名越方面行きで「名越」下車徒歩3分
<マイカー>
■横浜・横須賀道路 朝比奈インターより約15分
妙法寺の専用駐車場はありません。コインパーキングに停めましょう
バス通り沿いにコインパーキングがいくつかありました。
鎌倉にしては、比較的安い価格帯です。
(平日40分200円で最大900円、土日30分200円で最大1200円など)
駐車場を事前に予約するサービスがあるので利用するという方法もあります。
これで事前に予約しておけば安心です。
■タイムズのBで周辺の駐車場を探す
■akippa(あきっぱ!)で周辺の駐車場を探す
■軒先パーキングで周辺の駐車場を探す
妙法寺 地図
妙法寺 苔の見ごろについて
4~6月の新緑の時期が見ごろ。苔の緑が鮮やかになるのはやはり梅雨時。6月に参拝すると、美しい苔の石段を見られます。
妙法寺 例年の紫陽花 見頃時期
例年 紫陽花の見頃は6月上旬~中旬で、本堂前や仁王門へ向かう道中に紫陽花が多く花咲きます。
妙法寺 混雑について
鎌倉中心部から若干離れていますが、テレビで妙法寺の苔の石段が紹介された影響で、苔目当てに訪れる参拝客が増えています。開門直後に参拝することをおすすめしたいところですが、苔の石段周辺は草木が多く影になるため、昼頃の木漏れ日を狙ったほうがきれいな苔を見ることが出来ます。土日の昼頃だと人が多いため、平日に来れればベストですね。
妙法寺 見どころ&体験記
ここからは実際にわたしが妙法寺に行ったときの様子を交えながら、見どころを紹介します。
妙法寺 総門
こちらが妙法寺の総門。
総門は閉じられていて、横にある受付ある通路から参拝します。
総門横にある受付。
ここで入山料を納めます。
中学生以上 大人300円、小学生以下の子供200円です。
妙法寺 本堂
妙法寺の本堂。
文政年間(1818~1831)、肥後の細川斉樹により幼くして亡くなった息女を弔うために建立された
扁額には「楞厳山」(りょうごんさん)
本堂を背に、右手には庫裡があります。
本堂を背に左に行くと、苔の階段があります。
6月の参拝で緑が力強かった。
妙法寺 大覚殿
本堂から仁王門へ向かう右手にある大覚殿。
両側の紫陽花が見事ですね。
中央に釈尊、左に妙法稲荷大明神、右にはかつて熊本城天守閣に祀られていた細川家寄進の加藤清正公の像が安置されている。
妙法寺 仁王門
大覚殿のすぐ先に朱色の仁王門が見えます。
朱色の色鮮やかな仁王門。
将軍 徳川家斉公を迎えるためであったとされています。
仁王門をくぐることはかなわず、横を通って苔の石段に向かいます。
妙法寺 苔の石段 ★1番の見どころ
参拝目的ならいざ知らず、マツコの知らない世界を見てきた人の多くはこの苔の石段を目当てに参拝なさっているのでしょう。
これまで2度参拝しており、1度目は快晴、2度目は雨でした。異なる天気で苔の石段をご紹介します。
妙法寺 苔の石段 晴れバージョン
木漏れ日に照らされた苔の石段。
苔の息遣いを感じるようです。
この美しい石段は、当然、通行禁止です。
苔をアップで見たい人・撮影したい人は、望遠鏡や望遠レンズを持っていくことをお勧めします。
朝や夕暮れ時より、日が高い時間帯の方が美しいと思います。
苔の石段の横に新しい階段があります。
一人分の狭い階段なので譲り合いながら通行しましょう。
階段を上って、上から苔の石段を見下ろしたところ。
日差しの強い晴れの日の苔の石段でした。
妙法寺 苔の石段 梅雨空バージョン
ここからは小雨が降る梅雨空の苔の石段。
霞がかって、晴れの人はまた違う魅力を感じさせてくれます。 雨に濡れて色濃くなった苔の石段も良いですね。
晴れと雨のどちらも素敵な苔の石段でした。
妙法寺 法華堂
苔の石段横の階段を上ると、法華堂があります。
階段を上り切った右手にある法華堂。
水戸家が文化年間(1804~1818)に建立
近くにある鐘楼。
草木の浸食が進んでいます。
鐘楼横の階段でさらに上に上がります。
妙法寺 松葉谷 御小庵趾
階段を上った先にあるのが日蓮聖人が庵をかまえ、鎌倉での布教の拠点とした跡地です。
ここまでくると、完全なる山の中です。
妙法寺 大塔宮御墓
日蓮聖人の庵跡から右手に進むと、さらに階段があり、上には大塔宮 護良親王のお墓があります。
この階段はだいぶ痛んでいたので、歩きやすい靴で行きましょう。
こちらが大塔宮のお墓。
お墓から鎌倉の街並みを見下ろすことが出来ます。
黒い影はトンビですね。鎌倉ではトンビがよく見られます。
富士山が見えることもあるそうです。
妙法寺 紫陽花
6月に参拝すると苔の石段だけでなく、紫陽花も楽しむことが出来ます。
ハート型っぽい紫陽花もありました。
紫陽花越しの苔の石段。
この季節にしか見られない絵ですね。
こうして妙法寺 境内をくまなく拝観し、苔の石段や紫陽花を堪能して寺を後にしました。
まとめ
鎌倉『妙法寺』の見どころ、苔や紫陽花の見ごろをご紹介しました。
雨の日も晴れの日も苔の石段は魅力的です。
トータルの滞在時間の目安は30分ほどと思います。
大塔宮のお墓まで上がるなら1時間ほどで、山歩きに近くなりますので、歩きやすい靴が良いです。雨だと滑りやすくなるので要注意。
妙法寺近くには、これまた日蓮聖人ゆかりの安国論寺もありますので、併せて参拝されることをお勧めします。
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