「京の奥座敷 貴船」にある『貴船神社』の紅葉もみじ灯篭のライトアップは幻想的で一目見たら忘れられない光景です。そんな貴船神社の紅葉見頃時期や駐車場情報、アクセス方法、見どころや周辺の観光スポットなど写真たっぷりでご紹介します!
京都市左京区 貴船神社
賀茂川の源流に位置する「貴船神社」は全国450社ある貴船神社の総本社で、古くから京都の水を司る神を祀る神社として信仰を集めています。創建された年は不詳ですが、少なくとも1300年前には社殿があったと伝わります。
御祭神は高霞神(たかおかみのかみ)。雨を降らせ、太陽を呼び、地中から少しずつ適量に湧き出させるという水の供給を司る水源の神様。
かつては日照りや長雨など、水にまつわる災いが続くと、朝廷から派遣された死者が、生き馬を奉納し、雨乞いの儀式を行ったそうです。
貴船神社がある地域は「貴船(きぶね)」だが、水の神様を祀る神社のため、音は濁らせずに「きふねじんじゃ」と言います。
平安時代の歌人・和泉式部が夫との復縁を願って参拝し成就したことから、縁結びの御利益があるパワースポットとしても有名。
紅葉シーズンになると、二の鳥居から本宮まで立ち並ぶ春日灯篭と、アーチ状に広がるカエデが幻想的にライトアップされる「貴船もみじ灯篭」が見所です。
貴船神社 住所・拝観時間・拝観料金・アクセス方法
名称 | 貴船神社 |
---|---|
住所 | 〒601-1112 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180 |
拝観時間 | 開門時間は 5月~11月 6:00~20:00 12月~4月 6:00~18:00 お守り授与は9:00~17:00ライトアップ期間中は参拝時間延長 |
電話番号 | 075-741-2016 |
拝観料金 | 拝観無料 |
アクセス方法
<電車・バス>
京阪電車 「出町柳」駅から叡山電車「貴船口」駅
「貴船口」駅前からバスで「貴船」下車徒歩5分
<マイカー>
■名神高速「京都東IC」より約50分
貴船神社周辺は駐車場は少なく、本宮と奥宮を合わせても駐車場は25台しかありません。奥宮まで道がかなり狭く、人通りが多いので、慎重な運転が求められます。車幅の広い車だと対向車が来た時にかなり辛いかも。
、公共交通機関を強くお勧めします。わたしは奥宮まで車で行って、運よく駐車場が1台空いたので駐車できましたが、空いてなかったら途方に暮れるところです。
繰り返しになりますが、公共交通機関で行くことをお勧めします。
どうしても車で行くのでしたら、夕方、日が暮れる前に行きましょう。昼と夜の参拝客の人の流れが変わるタイミングで運よく駐車場が空くかもしれません。
駐車場を事前に予約するサービスがあるので利用するという方法もあります。
これで事前に予約しておけば安心です。
■タイムズのBで周辺の駐車場を探す
■akippa(あきっぱ!)で周辺の駐車場を探す
■軒先パーキングで周辺の駐車場を探す
貴船神社 地図
貴船神社 例年の紅葉見頃の時期
例年の紅葉の見頃は11月上旬~11月下旬
貴船神社 貴船もみじ灯篭 開催期間
貴船神社の「貴船もみじ灯篭」は2022/11/5~11/27に行われる予定です。
時間は日没~21:00まで。叡山電車のもみじトンネルのライトアップは21:00までですので、あわせて回ることをお勧めします。
貴船もみじ灯篭の開催期間中は、夜間も社務所が開いていて、お守りや御朱印の授与を行っていました。御朱印は長蛇の列になっていましたので、早めに並ばれることをお勧めします。
貴船周辺の夜はかなり冷え込むので防寒対策は万全に!
貴船神社 混雑状況とおすすめの時間帯
秋の『貴船神社』はどうしても混雑は避けられません。「貴船もみじ灯篭」目当ての人が多いですから、二の鳥居付近の混雑は避けられません。
朝6時~参拝可能ですので、早朝拝観もおすすめ!
夕暮れ~ライトアップまでの人の入れ替わりタイミングや、ライトアップ終了間際もお勧めです。終了間際を狙うなら、帰りの交通機関の時間を調べて計画しましょう。
貴船神社 見どころ & 体験記
2018年に訪問した際は、車で「奥宮」まで行って、そこから本宮や二の鳥居まで徒歩で行きました。ここからは『貴船神社』を訪れた時の様子と見どころをご紹介します。
貴船神社 奥宮
16時半ごろ、細い道を走り「奥宮」の駐車場まで向かいます。
こちらが奥宮の神門。すぐそばに15台の駐車場があります。
本宮そばにも駐車場がありますがそちらは10台だけ。
参拝客と比較して圧倒的に駐車場が少ないのです。
駐車場に到着したタイミングでは満車だったのですが、すぐに1台空いたので運よく停車することが出来ました・・。
貴船神社 奥宮 拝殿です。狛犬のまえかけ(よだれかけ?)が可愛らしい。
こちらが奥宮本殿で、高霞神(たかおかみのかみ)、「玉依姫命」を祀っています。
奥宮本殿の横には、舟形に石が積み上げられた「舟形石」があります。
貴船神社の社伝によれば、「神武天皇」の母である「玉依姫命」が「黄色い船」に乗って、淀川や鴨川、貴船川をさかのぼって、この地に上陸し、水神を祀ったとあります。
その「黄色い船」を人目に触れぬよう、石で積み上げて隠したのがこの「舟形石」という伝説があります。
「貴船」の由来は、玉依姫命が乗っていた「黄色い船」なんですね。
そういった伝承のある石ですので、船乗りからの信仰が厚く、この小石を持っていれば、安全な航海が出来るというご利益があるんだそうな。
貴船神社 連理の杉
奥宮神門を出て本宮を目指します。
参道沿いにある「連理の杉」という御神木
2本の木が1本につながっています。
杉の木同士でちょくちょく見かける事象で、たいてい「夫婦杉」とか名前が付けられていたりするのですが、この「連理の木」は杉と楓、という異なる樹種の木がつながった珍しいもの。
貴船神社 相生杉
さらに歩を進めると、樹齢千年の御神木「相生杉」が出てきます。
1つの根から2本の杉が伸びているます。
貴船神社 思い川
奥宮参道の入り口にかかる「思ひ川橋」
橋の下に流れる川は「思ひ川」
貴船神社 貴船川と川床
本宮まで続く道に並行するように流れる貴船川。
夏の風物詩「川床」
秋の夜にはライトアップされ、人の足を止めてくれます。
ちなみに車で奥宮まで行くにはこの道を通ることになります。
この辺は明るいからよいですが・・・
場所によってはこんな狭くて暗いところもあります。
もう少し後になると、食事を終えた通行人が増えますので、もっと狭く感じます。
やはり公共交通機関で来たほうが安全だと思います。
川の中に舞台があって写真を撮ってる人がいましたよ。
この辺も本当にきれいでした。
私は車で奥宮まで行って、そこから本宮までの道のりを歩いたので、必然的に川沿いの「川床」の店周辺のライトアップを見ることが出来ました。
叡山電車やバスで来た場合は、本宮から見ることになりますが、本宮の灯篭周辺だけでなく、少し足を延ばしてみることをおすすめします。
貴船神社 本宮 境内図
ちょっと反射しちゃってますが・・
奥宮から歩き始めたのが17時過ぎで、本宮までたどり着いたのが17時25分ごろ。
川床で貴船川に下りて写真撮ったり、御神木で写真撮ったりしながらでしたので、まっすぐ本宮まで行けばもっと早く着きます。
貴船神社 二の鳥居
これが二の鳥居。
右の道路のずっと先に奥宮があります。
「二の鳥居」の先に本宮へと続く石段の参道と灯篭が並んでいます。
貴船神社 春日灯篭 貴船もみじ灯篭
87段の石段と春日灯篭。
見上げればカエデのアーチ。
紅葉は見ごろを少し過ぎてたかも。
人はすごかったですが、待っていれば一瞬だけ人の流れが途切れる瞬間が必ずあるので、ゆっくり待つと良いですよ。
石段を登り切ったら本宮です。
本宮前の神門から見下ろしたところ。
貴船神社 本宮
本宮の境内は大混雑。
特に御朱印の行列はすさまじく、断念しました。
御朱印欲しい方は、明るい時間のうちに早めに御朱印頂いたほうが良いです。
参拝するための行列も出来ていて、15分ぐらい並びました。
貴船神社 龍船閣
本宮境内にある「龍船閣」からの見下ろす紅葉の景色もおすすめです。
下に降りることも出来ます。
下から龍船閣を見上げたところ。
貴船地名 御神木 桂
本宮の参拝待ちの行列に並んでいて、目を奪られたのが御神木の桂と月。
貴船神社の各社に御神木となる桂があります。
貴船神社 もみじ絵馬
御朱印やお守り授与所が異常な混雑ぶりだったので近寄りませんでしたが、「もみじ守り」や「もみじ絵馬」など、貴船神社ならでの個性的な授与品があります。春には「青もみじ絵馬」なんていう季節限定の品もあるそうです。
貴船神社の奥宮までの夜道
本宮の参拝を終え、貴船もみじ灯篭を堪能しまくった後は、暗い夜道を歩いて奥宮の駐車場まで戻ります。
脇の灯篭の明かり、車のヘッドライトがなければ漆黒の闇となります。
車が通りすぎると、貴船川のせせらぎが聞こえてきます。
貴船の秋の夜はかなり寒く、川の音がより寒さをアップしてくれます。
再びの相生の杉。
明るい時間より、ライトアップされた相生の杉のほうが迫力あります。
「思ひ川橋」まで来たら奥宮はすぐ。
帰りは、細い貴船の道を、通行人と接触しないように慎重に運転して帰ります。
対向車が来たときは、どうやってすれ違えばよいのか何度か困る場面も多数。
なんとか無事に貴船を離れ、参拝を終えました。
貴船神社 周辺の観光スポット
貴船神社周辺のスポットをご紹介します。
鞍馬寺
鞍馬寺から貴船神社までの「奥の院参道」はハイキングコースになっていて約1時間半程度で歩けます。
「木の根道」や「僧正ガ谷不動堂」などパワースポットも点在し、自然豊かな気持ち良いスポット。
2018年の台風21号で奥の院参道が通行止めになっていたましたがが、平成31年1月末に通行可能になっています。時間と体力のある方は歩きやすい靴でトライしてみましょう
まとめ
『貴船神社』の紅葉をご紹介しました。
貴船川の湿度と、昼夜の寒暖差が激しさにより、貴船の紅葉は発色が良くライトアップにも良く映えます。
貴船もみじ灯篭は、現実感に欠ける幻想的な光景です。
叡山電車の「もみじトンネル」も併せて、貴船エリアの紅葉巡りの醍醐味ですね。
暖かい格好をして、夜の貴船神社に参拝なさってください。
京都 観光スポットまとめ
京都のおすすめ紅葉スポット
京都には数多くの紅葉スポットが存在します。
紅葉スポットについて別の記事で紹介しているので、
京都紅葉巡りの参考にして頂ければと思います。
京都 秋の特別拝観・ライトアップ情報一覧まとめ
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