京都市上京区にある『北野天満宮』にある史跡・御土居の「もみじ苑」の紅葉見頃時期やアクセス方法、ライトアップ情報など写真たっぷりでご紹介します!
京都市上京区 北野天満宮
学問の神として知られる「菅原道真公」を祀る神社で天歴元年(947)に創建された。全国約12,000社の天神社・天満宮の総本社。
北野天満宮は梅の名所として有名ですが、秋には豊臣秀吉公の時代に作られた土塁が残る「史跡・御土居」一帯の紅葉も絶品で、紙屋川の両岸を覆うようなもみじのアーチが印象的です。
意外に穴場なのか、埋め尽くすような混雑もなく、ゆっくり紅葉鑑賞できる場所です。
北野天満宮 住所・拝観時間・拝観料金・アクセス方法
名称 | 北野天満宮 |
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住所 | 〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町 |
拝観時間 | 楼門の開門時間 4月~9月 5:00~18:00 10月~3月 5:30~17:30 紅葉時期のもみじ苑のライトアップ期間中は 夜間も開門しています(受付終了20時まで) |
電話番号 | 075-461-0005 |
拝観料金 | 拝観無料 宝物殿は500円 紅葉時期のもみじ苑への入園は大人1,000円 子供500円 |
アクセス方法
<電車>
京福電鉄 「北野白梅町」駅から徒歩5分
<バス>
京都駅から市バス50・101系統 「北野天満宮前」下車 すぐ
<マイカー>
■名神高速「京都東IC」より約30分
北野天満宮には300台分の駐車場があり料金は無料です。当然、参拝時間に限ります。紅葉時期は満車の恐れがあるのでその場合は周辺のコインパーキングをご利用ください。
駐車場を事前に予約するサービスがあるので利用するという方法もあります。
これで事前に予約しておけば安心です。
■タイムズのBで周辺の駐車場を探す
■akippa(あきっぱ!)で周辺の駐車場を探す
■軒先パーキングで周辺の駐車場を探す
北野天満宮 地図
北野天満宮 例年の紅葉見頃の時期
例年の紅葉の見頃は11月中旬~12月上旬
北野天満宮 史跡・御土居のもみじ苑 特別拝観・夜間ライトアップ
北野天満宮の「史跡・御土居のもみじ苑」の開苑は、
10月下旬~12月上旬 9:00~16:00まで。
ライトアップは、
11月中旬~12月上旬 日没~19:40受付終了。
拝観料は大人1,000円、子供500円(茶菓子付き)となっています。
日程は毎年変動するため、最新情報は北野天満宮のFacebookをご確認ください。
北野天満宮 混雑状況とおすすめの時間帯
『北野天満宮』は学問の神・菅原道真公を祀る神社で受験生や修学旅行生の参拝も多く、年中参拝者が絶えない人気の神社です。梅や紅葉の見ごろの時期になると参拝者がさらに多くなります。
ただ、御土居のもみじ苑のライトアップに行った実感ですが、人気の割には混雑はひどくない印象。川を挟んだ細長い地形で、両岸に人が分散される形になっているのも理由の一つ。一か所に留まって鑑賞するより、歩きながら鑑賞する場所ですので、人の流れは悪くないです。
私が行ったのは11月の3連休のど真ん中。19時半過ぎに行ってストレスなく鑑賞できたので、20時の受付終了の1時間前ぐらいが狙い目です。
北野天満宮 見どころ & 体験記
ここからは実際に『北野天満宮』を訪れた時の様子と見どころをご紹介します。
北野天満宮 一の鳥居
北野白梅駅を出て、今出川通りを歩いてくるとこの「一の鳥居」が目に入ってきます。
高さ11.4mもある大鳥居で大正10年に建てられたものです。
天満宮と書かれた扁額がずいぶん新しいものだなと思ったら、平成26年に修復されたものだそうです。
一の鳥居の先は綺麗にライトアップされた参道が出てきます。
北野天満宮 楼門
参道を進んだ先にあるのが「楼門」
この「楼門」の扁額には「文道大祖 風月本主」と記されています。
これは平安時代の学者が、天満宮の祭神・菅原道真公を讃えた言葉で「文道大祖」は「学問・文学の祖」という意味で、「風月本主」は「漢詩・和歌に長じた人」という意味です。
ちなみに楼門の少し手前側に梅園があります。
北野天満宮 境内図
暗くて申し訳ないですが、こちらが境内図。
右下が「楼門」で、中央には国宝の「本殿」、左側が「史跡・御土居」となっています。
北野天満宮 星欠けの三光門
こちらが北野天満宮の中門「三光門」で桃山時代の建築様式を今に伝える重要文化財。
「三光」は「日・月・星」」の3つの光を指していて、「月の彫刻」と「日の彫刻」が施されていますが「星の彫刻」は見られないそうで、
朝廷があった「大極殿」から天皇が天満宮方面へ祈りを捧げると、この「三光門」のちょうど真上に北極星が輝くそうで、この北極星をもって3つの光が揃うってことだそうです。
北野天満宮 拝殿・本殿
「三光門」の先にあるのが菅原道真公を祀る「拝殿」と「本殿」があります。
本殿と社殿の間は石畳の廊下でつないだ権現造りで、これは栃木の「日光東照宮」や静岡の「久能山東照宮」と同じ構造です。
屋根は檜の皮を用いた桧皮葺のものとなっています。
長い歴史の中で過去何度も焼失しましたがその度に再建され、現在の拝殿・本殿は豊臣秀吉により慶長12年(1607)に建てられたものです。
北野天満宮の社殿の荘厳さは素晴らしいの一言。桃山時代の絢爛豪華な装飾や彫刻がライトアップにより更に際立っていました。
拝殿・本殿の上に輝く月。
北野天満宮 史跡・御土居 もみじ苑 マップ
参拝を済ませた後はお目当ての「史跡・御土居のもみじ苑」へ向かいます。
日中は午後4時まで。ライトアップは日没から始まり、午後8時に受付終了となります。
2018年は料金800円でしたが、今年は値上げするんですね。
「史跡・御土居のもみじ苑」のイラストマップです。
マップ左下が入り口で、そこから右手に進み、「鶯橋」で紙屋川の対岸に渡ります。渡った後は、左側に進んで竹林を通って橋を渡って出口です。
北野天満宮 もみじ苑 舞台
中に入るとあるのが大舞台。眼下には美しくライトアップされた紅葉が広がります。
北野天満宮 もみじ苑から見た本殿の景色
大舞台から望む俳壇と本殿。空には煌々と輝くお月さん。
間にある少し低い部分が石畳の廊下ですね。
横から見ると権現造りの構造がわかりやすい。
北野天満宮 もみじ苑 大欅 「東風」
大舞台から先に進むとあるのが立派な大欅で「東風」(こち)と名付けられています。
菅原道真公が太宰府左遷の際に詠んだ和歌
「東風吹かばにほひおこせよ梅の花、主なしとて春を忘るな」
を由来にした名前なのでしょう。
樹齢は600年超で、豊臣秀吉公が御土居を築いたころから立派に息づく欅です。
根っこも立派。
思わず抱き着いてしまうほどでした。
北野天満宮 もみじ苑 史跡・御土居
更に先に進み、階段で川沿いに下ります。
北野天満宮 もみじ苑 紙屋川にかかる紅葉のアーチ
紙屋川にアーチ状に連なる紅葉。
約350本もあるんだそうです。
地面は散紅葉で埋め尽くされていました。
北野天満宮 もみじ苑 鶯橋 ★見どころ
しばらく歩くと「鶯橋」が出てきます。
北野天満宮の紅葉ライトアップの広告ポスターにはこの橋がメインビジュアルに用いられていますね。
紅葉に赤い橋が映えますね。
連休中でしたし、橋の上がごった返すほど人がても不思議ではないのですが、それほど混雑していないんですよね。あちこちで紅葉ライトアップが行われる京都だからでしょうか。
清水寺や天授庵、永観堂の混雑ぶりと比較すれば、穴場的感覚です。
北野天満宮 もみじ苑 竹林
鶯橋を渡り、紅葉のトンネルを見ながら進むと終盤にあるのがこの竹林です。
北野天満宮 茶室 梅交軒
もみじ苑を出るとあるのが茶室「梅交軒」です。
11月下旬の京都は底冷えしますから、ここで暖かいお茶と菓子で休憩して、体を温めましょう。
この日は他の紅葉ライトアップも周る予定があったため、滞在時間は30分ほどで駆け足で回りました。なのでお茶も頂く時間的余裕もなく、体も冷えたまま移動することに。
時間に余裕あれば、1時間~1時間半ぐらいかけてじっくりと回りたい名所です。
体験記は以上になります。
北野天満宮 周辺の観光スポット
北野天満宮周辺のスポットをご紹介します。
世界文化遺産 金閣寺
世界文化遺産 龍安寺
世界文化遺産 仁和寺
北野天満宮
建勲神社
敷地神社(わら天神宮)
まとめ
『北野天満宮』の史跡・御土居がある「もみじ苑」の紅葉情報をご紹介しました。
駐車場も備えられていますし、その美しさの割には混雑しておらずおすすめの夜の紅葉スポットです。
ぜひ、京都の夜の紅葉巡りの計画に加えていただければと思います。
京都 観光スポットまとめ
京都のおすすめ紅葉スポット
京都には数多くの紅葉スポットが存在します。
紅葉スポットについて別の記事で紹介しているので、
京都紅葉巡りの参考にして頂ければと思います。