京都の奥座敷 貴船にある『鞍馬寺』の紅葉見頃時期やアクセス方法、見どころや周辺の観光スポットなど写真たっぷりでご紹介します!
京都市左京区 鞍馬寺
宝亀元年(770)鑑真の高弟である鑑禎によって創建された寺院で山号は「鞍馬山」。かつては天台宗の寺院でしたが、1947年に鞍馬弘教(くらまこうきょう)を開き、1949年に天台宗を離れ、鞍馬弘教総本山となっています。
「源氏物語」にも登場し、源義経(幼名 牛若丸)が7歳の頃に入山し、修行の舞台としても知られています。
仁王門から本殿へ続く「九十九折参道」を歩いて30分ほどの山道です。途中までケーブルカーで上がることも出来るので、体力に自信のない方でも大丈夫です。
鞍馬寺 住所・拝観時間・拝観料金・アクセス方法
名称 | 鞍馬寺 |
---|---|
住所 | 〒601-1111 京都府京都市左京区鞍馬本町1074 |
拝観時間 | 9:00~16:30 霊宝殿は16:00まで。 |
電話番号 | 075-741-2003 |
拝観料金 | 入山料300円 霊宝殿は200円 |
アクセス方法
<電車>
京阪電車 「出町柳」駅から叡山電車「鞍馬」駅 下車徒歩3分
<マイカー>
■名神高速「京都東IC」より約50分
近隣に1回駐車して500円、という駐車場がいくつかあります。
ただ数は多くないので、出来れば公共交通機関での参拝をお勧めします。
駐車場を事前に予約するサービスがあるので利用するという方法もあります。
これで事前に予約しておけば安心です。
■タイムズのBで周辺の駐車場を探す
■akippa(あきっぱ!)で周辺の駐車場を探す
■軒先パーキングで周辺の駐車場を探す
鞍馬寺 地図
鞍馬寺 例年の紅葉見頃の時期
例年の紅葉の見頃は11上旬~11月下旬
鞍馬寺 混雑状況とおすすめの時間帯
「鞍馬寺」の境内は広く、見どころも点在しているので混雑を感じることは少ないでしょう。今回ご紹介している写真は11月中旬、土曜日15時頃の様子で、比較的すいていました。夕暮れ時に近づいてきて、貴船神社のライトアップに人が流れていったのかもしれません。
鞍馬寺 見どころ & 体験記
ここからは実際に『鞍馬寺』を訪れた時の様子と見どころをご紹介します。
鞍馬寺 仁王門
鞍馬寺 仁王門へと続く鞍馬街道
15時過ぎに到着。
日が傾きつつありました。
この時間帯だと、参拝を終えた人の方が多くなっています。
「鞍馬寺」の仁王門には、「鞍馬寺」と書かれた扁額と、入り口右には「鞍馬弘教総本山鞍馬寺」と 掲げられています。
この仁王門は、明治初期に焼失してしまいましたが、20年後に再建されています。
中の仁王像。
仁王像に見つめられる中、拝観受付をして入山です。
仁王門を裏側から。
参道の春日灯篭。
紅葉との組み合わせが美しい。
童形六体地蔵尊
観音・環浄水
鞍馬寺 普明殿(ケーブルカー 山門駅)
鞍馬寺の本殿金堂へは「九十九折参道」を歩いて上るルートと、ケーブルカーで「多宝塔」がある位置まで一気に上がるルートがあります。
■ケーブルカー料金と時刻表
片道 大人200円、子供100円
山門駅→多宝塔駅(上り):8:40~16:30(夏のみ17:00)
多宝塔駅→山門駅(下り):8:45~16:35(夏のみ17:05)
運行間隔は15~20分毎。
鞍馬寺 鞍馬山マップ
広い鞍馬寺の境内図。
中央上部に本殿金堂があり、右側のまっすぐ伸びた道が「ケーブルカー」のルートで、多宝塔駅から歩いて10分で本殿に到着できます。
中央のうねうねした道が「九十九折参道」で徒歩で本殿を目指します。
ちなみに、金堂から先に「奥の院参道」があり、貴船神社までハイキング可能となっています。
鞍馬寺のジオラマ。
歩くのが好きな私は九十九折参道を通って本殿を目指します。
鞍馬寺 台風の爪痕・・
参道を登り始めると、2018年の台風21号の爪痕が残っていました。
痛ましい状況です。
あちこちに倒木が残っている有様。。
頼むから崩れないでくれよ~って祈りつつ、上を目指します。
鞍馬寺 由岐神社
しばらく上ると出てくるのが、「由岐神社」
本殿と拝殿は「豊臣秀頼」によって再建されたもので、重要文化財に指定されています。
境内には「大杉社」(願掛け杉)という大きな御神木があります。
樹齢800年、樹高53mの素晴らしい巨木です。
古くより「大杉さん」と呼ばれ、親しまれているんだそうです
由紀神社拝殿に積もる散紅葉がとても美しい。
鞍馬寺 九十九折参道
うねうねと曲がりくねった「九十九折参道」を進みます。
道は整備されているので、歩きやすいです。
ふと横を見ると、結構登ってきたんだなと実感する光景。
鞍馬寺 中門
こちらが「中門」
ここまでくればあともう少しです。
ケーブルカー多宝塔駅への分岐点が見えてきます。
鞍馬寺 本殿金堂
多宝塔から先も結構な石段が続きます。
なので、ケーブルカーで上がってきた人も、油断は禁物です。結構疲れます。
巽の弁財天社
転法輪堂 洗心亭
こちらが本殿 金堂
狛犬ならぬ、「阿吽の虎」が両脇に控えています。
虎は本尊・毘沙門天の使いの神獣
鞍馬寺 金剛床(パワースポット)
金堂前の特徴的な床は「金剛床」(こんごうしょう)という人気のパワースポットだそうです。
ここ目当てに、鞍馬寺を訪れる人もいるんだとか。
鞍馬寺を総本山とすると「鞍馬弘教」では、「千手観音」「毘沙門天」「魔王尊」の三身を「尊天」と称しており、その「尊天」のエネルギーの波動を模したのが、この「金剛床」。
真ん中に立ってみましょう。
鞍馬寺 金堂前の眺望
秋の夕暮れの山々
金堂まで登り疲れホッと一息 です。
鞍馬寺 霊宝殿
本殿金堂からさらに奥に進みます。
こちらが霊宝殿。
鞍馬山の博物館で、自然科学の展示室もあれば、鞍馬寺の国宝の寺宝や仏像が展示されています。この日は早くに閉まっていて、中に入れなかったので、またリベンジするつもり。
鞍馬寺 奥の院(2018年は通行止め)
霊宝殿の先に「奥の院参道」があります。貴船神社まで歩いていくことが出来ます。
2018年は各地に大きな被害を残した台風21号の影響で通行禁止となっていました。
2019年1月に開通しています。
鞍馬寺 御朱印
こちらが鞍馬寺の御朱印。
鞍馬弘教の本尊「尊天」と書かれています。
鞍馬寺 周辺の観光スポット
鞍馬寺周辺のスポットをご紹介します。
貴船神社
鞍馬寺から貴船神社までの「奥の院参道」はハイキングコースになっていて約1時間半程度で歩けます。
「木の根道」や「僧正ガ谷不動堂」などパワースポットも点在し、自然豊かな気持ち良いスポット。
2018年の台風21号で奥の院参道が通行止めになっていたましたがが、平成31年1月末に通行可能になっています。時間と体力のある方は歩きやすい靴でトライしてみましょう
まとめ
『鞍馬寺』の紅葉をご紹介しました。
鞍馬山の紅葉を愛でながら「九十九折参道」を上ると、疲れるけど印象的で豊かな時間です。
今年は「奥の院参道」も開通してますので、貴船神社と合わせて参拝してみてはいかがでしょうか。
京都 観光スポットまとめ
京都のおすすめ紅葉スポット
京都には数多くの紅葉スポットが存在します。
紅葉スポットについて別の記事で紹介しているので、
京都紅葉巡りの参考にして頂ければと思います。