西山を代表する大パノラマが広がる『善峯寺』の紅葉見頃時期やアクセス方法、見どころや周辺の観光スポットなど写真たっぷりでご紹介します!
京都市西京区 善峯寺
長元2年(1029)に源算上人が開山した古刹で、宗派は天台宗系の善峯観音宗。山号は「西山」で山の地形を生かした敷地は約3万坪と広大です。
1467年から始まった「応仁の乱」により大半が焼失してしまいましたが、江戸時代には徳川5代将軍 綱吉の生母・桂昌院の寄進により再興。
現在では大小20近くの堂宇伽藍が立ち並んでいます。
境内は広大な回遊式庭園で500本ものモミジが植えられており、京都の街並みや遠くの比叡山を合わせて見ることが出来る。
善峯寺 住所・拝観時間・拝観料金・アクセス方法
名称 | 善峯寺 |
---|---|
住所 | 〒610-1133 京都府京都市西京区大原野小塩町1372 |
拝観時間 | 8:00~17:00(16:45受付終了) |
電話番号 | 075-331-0020 |
拝観料金 | 大人500円 高校生300円 小中学生200円 |
■アクセス方法
<電車・バス>
JR向日町駅下車 阪急バス 66番 善峯寺行きに乗車30分、
「善峯寺」バス停 下車徒歩8分
<マイカー>
■名神高速「京都南IC」より約35分
善峯寺には参拝者専用の駐車場があり普通乗用車150台駐車可能です。
普通車500円です。
ただ善峯寺までの道は狭いわりに、バスの通行が多いので運転にはご注意を。
上が善峯寺の駐車場。
遠くには京都市街が見えています。
駐車場を事前に予約するサービスがあるので利用するという方法もあります。
これで事前に予約しておけば安心です。
■タイムズのBで周辺の駐車場を探す
■akippa(あきっぱ!)で周辺の駐車場を探す
■軒先パーキングで周辺の駐車場を探す
善峯寺 地図
善峯寺 例年の紅葉見頃の時期
例年の紅葉の見頃は11中旬~12月上旬
善峯寺 混雑状況とおすすめの時間帯
3万坪の広大な境内を誇る『善峯寺』。
京都中心部から遠く離れ、アクセス方法も限られているため、紅葉シーズンであっても混雑することはあまりありません。
わたしは15時過ぎの参拝でしたが、山の影になるため、全体的に日陰になっており紅葉が暗くなってしまいました。
鮮やかな紅葉を見るためには、西山が日に照らされる午前中の拝観が紅葉も鮮やかになるはずです。
善峯寺 見どころ & 体験記
ここからは実際に『善峯寺』を訪れた時の様子と見どころをご紹介します。
西山 善峯寺 山門(拝観受付)
西山の細い山道をひた走り、『善峯寺』の駐車場に着いたのが15時過ぎ。
日も傾きかけて、すっかり日陰に入ってしまった山門。
『善峯寺』と書かれた扁額。
この山門で拝観受付を済ませて中に入ります。
山門を裏側から見たところ。
西山 善峯寺 境内図
左下が山門(拝観受付)で、少し先に本堂の『観音堂』。
そこから先は坂や階段を登りつつ、広大な境内が広がっています。
西山 善峯寺 観音堂 (本堂)
山門からまっすぐ先に「観音堂」(本堂)があります。
手水舎は竹細工。
この観音堂は元禄5年(1692)に、桂昌院の寄進で再建されたお堂で、本尊の千手観音が安置されています。
御朱印は観音堂で授与されます。
本堂の隣にある「文殊寺宝館」の奥には、斜面いっぱいの紅葉が鮮やか。
この『文殊寺宝館』では約300点の仏像や絵画といった文化財が展示されています。
春(4月~6月)と秋(10月~11月)の土日祝に、朝9:00~16:30まで開館。11/9~12/1は毎日開館してみます。
西山 善峯寺 御朱印
西山 善峯寺 経堂と桂昌院しだれ桜
宝永2年(1705)に建立された経堂
善峯寺の再興に寄与した「桂昌院」お手植えと伝わる樹齢300年の枝垂れ桜
JR東海のCMでも取り上げられたこともある名木です。
西山 善峯寺 遊龍の松
境内には番号が付いた道案内版があるので、番号通りに進めば善峯寺の境内をグルっと一周できるようになっています。
樹齢600年以上の五葉松「遊龍の松」です。
地面を這う龍のように横長に伸びた松で、全長は37mもあります。
国指定の天然記念物に指定されています。
西山 善峯寺 鐘楼堂(厄除けの鐘)
西山 善峯寺 多宝塔と京都の眺め
元和7年(1621)に建立された『多宝塔』
国の重要文化財に指定されています。
振り返ると京都を一望できる絶景が広がります。
というか、善峯寺はほとんど眺めが良いスポットばかりです。
西山 善峯寺 白山 桜あじさい苑
多宝塔から開山堂を通った先にある「白山櫻あじさい苑」。
春は枝垂れ桜、夏は紫陽花でいっぱいになるんだそうです。
西山 善峯寺 幸福地蔵
「白山櫻あじさい苑」に面したお堂にある「幸福地蔵」
西山 善峯寺 宝篋印塔と紅葉
西山 善峯寺 釈迦堂と紅葉
一段上に上がるとあるのが「釈迦堂」
この辺の紅葉は色濃かったです。
夕暮れ時はとても人が少なく、すれ違う人もまばら。
西山 善峯寺 薬師堂の紅葉と眺望
善峯寺の境内をず~っと上がってくると『薬師堂』があります。本尊は薬師如来で元禄14年(1701)に建立されたものです。
山門から薬師堂まで、境内のあちこちに紅葉の見どころがあって、写真撮りまくってたのもありますが、40分ぐらいかかってしまいました。
『薬師堂』からの眺望
この日は雲も少ない快晴。
京都市街も遠くの比叡山も綺麗に見える日でした。
西山 善峯寺 御陵周辺と青蓮の滝の紅葉
薬師堂まで行ったら徐々に下り道になります。
西山 善峯寺 書院から見た紅葉
ふらっと書院に立ち寄りました。
額縁に入った1枚の絵のような西山の紅葉。
夕暮れ時で他に参拝客はおらず、この眺めはわたし一人のもの。非常に贅沢な時間でした
観音堂への下り道
広い境内をぐる~っと回って、観音堂まで戻ってきました。
夕方16時過ぎ、車もまばらになってきた駐車場。
帰りも細く長い山道を下って次の目的地へ。
見どころの多さの割に、驚くほど参拝客が少なかったです。
滞在時間はのんびり写真撮影しながら歩いて1時間20分ほど。
大満足でした。
善峯寺 周辺の観光スポット
善峯寺周辺のスポットをご紹介します。
光明寺
まとめ
洛西にある『善峯寺』の紅葉をご紹介しました。
境内の回遊式庭園を散策しながら、各所の紅葉に目を奪われ、振り返れば京都の街を見下ろす絶景が広がります。
「善峯寺」までの交通は不便ではありますが、それでも参拝に訪れる価値があるおすすめの寺院です。
京都 観光スポットまとめ
京都のおすすめ紅葉スポット
京都には数多くの紅葉スポットが存在します。
紅葉スポットについて別の記事で紹介しているので、
京都紅葉巡りの参考にして頂ければと思います。