京都駅周辺の人気紅葉スポット『東福寺』
大混雑必至の『東福寺』のおすすめの拝観時間帯や、通天橋・洗玉澗・方丈庭園など紅葉の見頃時期をたくさんの写真とともにご紹介します!
- 京都 東福寺の秋の拝観情報
- 秋の東福寺の様子
- 東福寺の紅葉の見頃時期や混雑具合
京都市東山区 東福寺
京都市東山区にある『東福寺』は臨済宗東福寺派大本山で寺域6万坪という巨大寺院です。
鎌倉時代の嘉禎2年(1236年)に摂政の九条道家(くじょうみちいえ)により19年の歳月を費やして建立。
奈良の『東大寺』と『興福寺』にあやかり、『東』と『福』の1文字を取って『東福寺』と名付けられました。
室町時代に京都五山の列せられるほどの寺勢を誇りましたが、度重なる火災で創建当時の伽藍は焼失してしまい、現存する伽藍はすべて再建されたものになります。
京都五山とは、京都にある臨済宗の五大寺のこと。
- 【別格】南禅寺
- 【1位】相国寺
- 【2位】天龍寺
- 【3位】建仁寺
- 【4位】東福寺
- 【5位】万寿寺
境内には2000本ものカエデが植えられており、渓谷『洗玉澗』(せんぎょくかん)に架かる『通天橋』からの眺めはまさに『赤の絶景』といった感じ。
2014年に国指定名勝となった方丈庭園も見どころの1つです。
東福寺 営業時間・拝観料金・アクセス方法
名称 | 東福寺 |
---|---|
住所 | 〒605-0981 京都府京都市東山区本町15−778 |
営業時間 | 9:00~16:00 11月は8:30~16:00 |
拝観料金 | 境内自由 秋季拝観料 通天橋・開山堂 大人1,000円 小中学生300円 方丈庭園 大人500円 小中学生300円 |
■アクセス方法
JR『東福寺』駅下車 徒歩10分
京阪電車『東福寺』駅下車 徒歩10分
京阪電車 『鳥羽街道』下車 徒歩約8分
市バス 『東福寺』下車 徒歩約10分
東福寺にも駐車場ありますが、秋の紅葉時期は閉鎖されます。
わたしは車で東福寺に行ったのですが、向かう人の列に恐れをなして
離れたコインパーキングに停めて歩いて行きました。
駐車場を事前に予約するサービスがあるので利用するという方法もあります。
これで事前に予約しておけば安心です。
■タイムズのBで周辺の駐車場を探す
■akippa(あきっぱ!)で周辺の駐車場を探す
■軒先パーキングで周辺の駐車場を探す
東福寺 地図
東福寺 例年の紅葉見頃の時期
11月中旬~11月下旬
東福寺 混雑状況とおすすめの時間帯
比較的空いている時間帯です。
- 開門直後の8:30~9:30
- 閉門間際の15:00~16:30
本記事の後半にご紹介している写真は、ちょうど15:00~16:30に訪問したときの様子です。
東福寺 見どころ & 体験記
ここからは、わたしが実際に東福寺に行ったときの様子を交えながら『東福寺』の見どころをご紹介します。
15:00頃に東福寺近くに到着。
東福寺に通じる道は交通規制中になっています。
車で来てたので、少し離れたコインパーキングに停めて、徒歩で向かいます。
ここから8分ほど歩けば『東福寺』に着きます。
東福寺 『通天橋』と『洗玉澗』
『本堂』と『開山堂』の間には『洗玉澗』という渓谷があり、そこに架かる『通天橋』からの景色が『東福寺』いちばんの見どころです。
『通天橋』の拝観券売り場です。
大人400円、小中学生300円です。
2022年秋季は大人1,000円、子供300円になりました
こちらが拝観券。
入場後は真っ赤なカエデがお出迎えです。
一度『洗玉澗』に下ります。
混雑時『通天橋』は一方通行になるため、まずは『洗玉澗』
夕方に差し掛かっているとはいえ、かなりの行列です。
『洗玉澗』に下る際、横目に『通天橋』を観ることが出来ます。
『通天橋』の上は激混みです。
『洗玉澗』の対岸の人混みも結構なものでした。
『洗玉澗』から観た『通天橋』です。
観光雑誌とかでよく見るアングルです。
『通天橋』から観る『洗玉澗』も凄そうだと期待が高まります。
『通天橋』は、室町時代の天授6年(1380年)に架けられましたが、昭和34年に台風により崩壊。その2年後に橋脚部分を鉄筋コンクリートにして再建されました。
鉄筋じゃないと、この人数を支えることは難しいでしょう。
後ろを振り向くと橋が架かっています。
これが『臥雲橋』かな?
『臥雲橋』には行かなかったので確かではないですが・・。
『東福寺』に入らなくても、『臥雲橋』からも『通天橋』をみることが可能です。
結構距離があるので写真撮るなら望遠レンズが良いでしょうね。
東福寺の渓谷に架けられた橋が『通天橋』『臥雲橋』『偃月橋』の3つあり、
これらを『東福寺三名橋』と呼びます。
わたしは『通天橋』しか見ていないので、いずれ残りの二橋も渡りたいと思います。
夕陽に紅葉が映えます。
見事な赤ですね。
かつてここには桜が咲いていたそうです。
室町時代に「修行の妨げになる」と桜を伐採し、かわりにカエデを植えたそうです。
春に桜が咲き誇ると気持ちがフワフワして心が乱されるのでしょうか?
21世紀の現代でも春に桜が咲くと、酔っ払いが多数出没しますね。
きっと昔の日本人も同じだったのでしょう。
ただ、秋には美しい紅葉が観られるようになってしまったので、果たして修行の妨げにならなかったのか怪しい気がします。
『洗玉澗』を堪能した後は再び階段で上に登ります。
『洗玉澗』から上がった後は、『開山堂』に行って、それから『通天橋』を渡るのが順路です。
ただし、『開山堂』もなかなかの混雑なので、急いでる人は『開山堂』をスキップしても良いと思います。
わたしは順路通り『開山堂』に行ってから『通天橋』を渡ることにしました。
※『開山堂』については後述しています。
『通天橋』を渡ります。
右手が『洗玉澗』になります。
この時点で16時頃で多少混雑が解消してきましたかね。
気付きませんでしたが、子供が庭に乱入しようとして親が止めてる瞬間を撮りました。
『通天橋』から観た『洗玉澗』です。
多少散っていますが、大変美しいものでした。
東福寺 開山堂
『洗玉澗』から『開山堂』に向かいます。
何があるのか分からないまま行列に並んでしまいました。
開山堂のぐるっと回って出るまでに30分ぐらい掛かりました。
『紅葉が美しい』という場所ではないので、紅葉時期のような混雑しているときはスキップして、そのほかの空いてる時期に来れば良いと思います。
2階建ての楼閣『伝衣閣』(でんねかく)は、『京の五閣』の1つに数えられています。
京の五閣は以下5つの楼閣のことを指します。
ちなみに楼閣とは『重層の建築物』のことを言います。
- 金閣寺(鹿苑寺)の金閣
- 銀閣寺(慈照寺)の銀閣
- 西本願寺の飛雲閣
- 大徳寺の塔頭 芳春院の呑湖閣
- 東福寺の伝衣閣
綺麗な庭ではありますが、自分のペースで歩けない状況なので、
落ち着いて観れなかったですね。
空いてる時期に来ることをおススメします。
東福寺 方丈庭園
『通天橋』を渡った後は「方丈庭園」に向かいます。
綺麗な紅葉を楽しみながら歩きます。
方丈庭園は別途拝観料が必要になります。
大人500円、小中学生300円です。
こちらが『方丈南庭』
夕方16時を回ると人も少なくなるので、おすすめです。
陽が沈んできました。
方丈から『通天橋』を観ることも出来ます。
16時過ぎると、『通天橋』の人も少なくなってきます。
こちらが『北庭』です。
この市松模様の『北庭』を観光ガイドなどで観たことが人も多いのではないでしょうか。
こちらが『西庭』です。
『東庭』は見忘れました・・
閉門が近づいてくると、物寂しさが出てきて良い感じでした。
方丈から観ると本堂のシルエット。
夕方に拝観すると雰囲気があっておすすめです。
東福寺 本堂
こちらが東福寺 本堂となります。
明治14年(1881年)に焼失しましたが、昭和9年(1934年)に再建されました。
高さ25.5メートル、間口41.4メートルもあり、昭和期の木造建築物としては最大級。
中には御本尊
東福寺 三門
国宝の三門です。
応永32年(1425年)に足利義持が再建し、禅寺では現存する最古のものです。
時間があればゆっくり観たかったのですが、閉門が迫っていたので断念しました。
まとめ
『東福寺』の紅葉と見どころをご紹介しました。
東福寺の塔頭『龍吟庵』や『勝林寺』も紅葉が美しいと言われています。
時間に余裕あれば是非拝観してみてください。
『東福寺』の混雑を避けるために、出来るだけ早朝か夕方に行くことをおすすめします。
東福寺 周辺の観光スポット
ここからは東福寺周辺の観光スポットをご紹介します。
東福寺
光明院
御寺泉涌寺
雲龍院
勝林寺
今熊野観音寺
東寺(救王護国寺)
伏見稲荷大社
京都 エリア別 観光モデルコース
観光名所が密集している京都。
エリア別に効率よく観光できるように、おすすめの観光スポットや想定所要時間をまとめたモデルコース案を作ってみました。
紅葉シーズンを想定したモデルコースなので、通常期は公開していない場所も含まれていますが、その他のシーズンでも多少アレンジして活用できると思います。
各リンクからエリア別のモデルコース案の詳細に進んでご確認ください。
なお、エリア別のモデルコースは今後も随時追加予定なので、「お気に入り」に追加してもらえると便利です。
嵐山エリアの観光モデルコース
祇園・東山エリアの観光モデルコース
大原エリアの観光モデルモース
高雄エリアの観光モデルコース
エリア別のモデルコースは今後も随時追加予定です!
京都 観光スポットまとめ
京都のおすすめ紅葉スポット
京都には数多くの紅葉スポットが存在します。
実際にわたしが足を運んだ紅葉スポットについて別の記事で紹介しているので、
京都紅葉巡りの参考にして頂ければと思います。