京都 岩倉『実相院門跡』では『床もみじ』「床みどり』『雪化床』など四季折々の景色を楽しむことが出来ます。
今回は秋の紅葉見頃時期やアクセス方法、拝観料など写真多めでご紹介します!
京都市左京区 岩倉 実相院門跡
『実相院門跡』は京都市左京区岩倉にある天台宗の寺院で、鎌倉時代の寛喜元年(1229年)に創建。代々皇族が住職を務めてきた格式高い門跡寺院。
『門跡寺院』というのは皇族や公家が住職を務める寺院のことで、『岩倉御殿』とか『岩倉実相院』『岩倉門跡』などと呼ばれています。
かつては京都市北区にあったが、1467~1477年まで続いた『応仁の乱』から逃れるために岩倉に移転。
境内には池泉回遊式庭園と比叡山を借景とした雄大な石庭の2つがあり、四季折々の美しい表情を見ることが出来ます。
紅葉時期の一番の見どころは、客殿『滝の間』の床板に反射する『床もみじ』です。
秋の『床紅葉』だけでなく、
春~夏には、新緑が反射した『床みどり』
冬に雪が降れば、雪の白が反射した『雪化床』
と四季折々の景色を楽しめます。
残念ながら、室内の写真撮影は固く禁止されているので
実相院に関するの文献を載せておきます・・。
実相院が岩倉に移転するきっかけとなった『応仁の乱』について、
フィクション多めですが、大河ドラマ『花の乱』で当時の様子を描いているので興味ある方はご覧になってみてください。
同じ門跡寺院の『青蓮院門跡』の紅葉とライトアップの様子を別の記事で紹介しているので良かったら合わせて読んでみてください。
実相院門跡 営業時間・拝観料金・アクセス方法
名称 | 実相院門跡 |
---|---|
住所 | 〒606-0017 京都府京都市左京区岩倉上蔵町121 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
拝観料金 | 大人500円 小中学生250円 |
アクセス方法 | 京都バス24系統・岩倉実相院ゆき「岩倉実相院」下車すぐ 叡山電鉄鞍馬線 二軒茶屋または鞍馬ゆき「岩倉駅」下車 徒歩20分
実相院にも一応駐車場ありますが、紅葉シーズンは一般車両は利用できません。観光バスが利用していました。 わたしは徒歩20分ほど離れたコインパーキングに停めて歩いて行きました。 |
■アクセス方法
京都バス24系統・岩倉実相院ゆき「岩倉実相院」下車すぐ
叡山電鉄鞍馬線 二軒茶屋または鞍馬ゆき「岩倉駅」下車 徒歩20分
実相院にも一応駐車場ありますが、紅葉シーズンは一般車両は利用できません。※観光バスが利用していました。
わたしは徒歩20分ほど離れたコインパーキングに停めてました。
駐車場を事前に予約するサービスがあるので利用するという方法もあります。
これで事前に予約しておけば安心です。
■タイムズのBで周辺の駐車場を探す
■akippa(あきっぱ!)で周辺の駐車場を探す
■軒先パーキングで周辺の駐車場を探す
実相院門跡 地図
実相院門跡 例年の紅葉見頃の時期
11月中旬~11月下旬
実相院門跡 混雑状況とおすすめの時間帯
京都中心部の紅葉スポットよりは混雑度合はマシでした。
ただ観光バスが乗り付けると一気に混みあいます。
朝早くいけば空いていますが、それだと太陽の光も弱く、『床もみじ』の魅力も半減・・。
混雑覚悟で日が高くなるまで滞在することをおすすめします。
わたしの場合は、11時半まで滞在したのですが、大変美しい『床紅葉』を堪能することが出来ました。
実相院門跡の紅葉鑑賞に行く際は、事前に天気予報も調べて快晴の日を狙いましょう!
実相院門跡 見どころ & 体験記
マイカーで京都に訪れていたのですが、コインパーキングが少なかったのもあり、かなり離れた場所に停めて歩いて行きました。
朝の岩倉を散歩しながら向かいます。
到着したのが朝10時半頃。
天気はまずまず。
『床もみじ』は太陽の光が肝心!
あまり早い時間に行っても太陽光が不足して綺麗な『床紅葉』は見られませんので時間調整が必要です。
上の写真の門が御所から移築した『四脚門』です。
この門の前が、京都バス24系統・岩倉実相院ゆき「岩倉実相院」バス停になります。
本当に目の前まで来れるので、バスで来ることをおすすめします。
皇室ゆかりの門跡寺院だけあって、両側に『菊紋』の提灯がありますね。
境内の紅葉です。
上の方はかなり散っていますが、地面近くはまだまだ綺麗な紅葉でした。
寺院内部には重要文化財に指定されている『後水尾天皇宸翰』など皇室縁の品々が展示されています。
枯山水庭園『こころの庭』
比叡山の山々を借景しています。
池泉回遊式庭園
池を中心とした『池泉回遊式庭園』ですが、こちらの紅葉はかなり散っていました。
客殿『滝の間』の『床もみじ』を横から見る・・・
『実相院』は残念ながら『室内撮影禁止』
監視カメラで厳密に監視していて、
少しでも写真撮影するような素振りを見せると、
すぐさまと室内放送で注意されるんだとか。
庭から撮影する分には問題ないとのこと。
左側の戸の向こう側で『床もみじ』を鑑賞することになります。
御所から移築した『客殿』ですが、木の衝立で支えないといけない程、老朽化が進んでいるようです。
もしかしたら、近い将来『床もみじ』や『床みどり』を鑑賞できなくなるかもしれません。
11時過ぎれば、かなり陽が高くなり紅葉を明るく照らし始め、
『床もみじ』の美しい時間帯に突入します。
『床もみじ』を鑑賞する『滝の間』の前に柵が設置されており、
柵の手前に座布団が並べてあるので、そこに座ってじっくりと『床もみじ』を鑑賞。
噂通りの美しい『床もみじ』を堪能できました。
わたしは11時半過ぎに実相院を出ましたが、観光バスが来て続々と観光客が訪れていました。
昼の時間帯を狙って人が増えるんですね。
おすすめの拝観の仕方ですが、10時台には到着して太陽が高くなるのを待ち、
12時前には実相院を出発する、というのが良いかと思います。
実相院門跡 周辺の観光スポット
実相院門跡から比較的近くにあるスポットをご紹介します。徒歩圏内ではないですが、公共交通機関や車などでまとめて回りやすい紅葉名所です。
瑠璃光院
蓮華寺
圓光寺
詩仙堂
実相院門跡
下鴨神社(賀茂御祖神社)
上賀茂神社(賀茂別雷神社)
まとめ
京都市左京区岩倉の『実相院門跡』の紅葉情報と写真で様子をお伝えしました。
他の京都紅葉スポットとは離れていますし、天気にも大きく左右されるので、スケジュールを組むのが少し難しいと思いますが、本記事を参考にして頂ければと思います。
京都 観光スポットまとめ
京都のおすすめ紅葉スポット
京都には数多くの紅葉スポットが存在します。
実際にわたしが足を運んだ紅葉スポットについて別の記事で紹介しているので、
京都紅葉巡りの参考にして頂ければと思います。