世界遺産『古都京都の文化財』の1つ『天龍寺』
嵐山と亀山を借景とした『曹源池庭園』の紅葉見頃時期やアクセス方法、見どころや周辺の観光スポットなど写真たっぷりでご紹介します!
見どころが密集している嵐山エリアを効率的に回りたい人向けに嵐山エリアのモデルコース案を考えてみました!モデルコース案の記事も合わせてどうぞ!
京都市右京区 天龍寺
京都市右京区にある『天龍寺』は臨済宗天龍寺派大本山で、
正式名称を『天龍資聖禅寺』(てんりゅうしせいぜんじ)といいます。
『天龍寺』は、南北朝時代の北朝 暦応2年(1339年)に
室町幕府 初代将軍 『足利尊氏』が『後醍醐天皇』の菩提を弔うために建立。
京都五山に列せられています。
京都五山とは、臨済宗の京都にある五大寺のこと。
- 【別格】南禅寺
- 【1位】相国寺
- 【2位】天龍寺
- 【3位】建仁寺
- 【4位】東福寺
- 【5位】万寿寺
大方丈から臨む『曹源池庭園』は名庭中の名庭と称され、
国の史跡・特別名勝第一号に指定されました。
この『曹源池庭園』を観るために毎年多くの人が訪れています。
天龍寺 営業時間・拝観料金・アクセス方法
名称 | 天龍寺 |
---|---|
住所 | 〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 |
営業時間 | 8:30~17:30 10/21~3/20は8:30~17:00 秋の特別拝観 |
拝観料金 | 庭園 500円 諸堂参拝300円 法堂は別途500円 |
■アクセス方法
京福電鉄嵐山線「嵐山」駅下車前
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅下車 徒歩13分
阪急電車「嵐山」駅下車 徒歩15分
市バス11、28、93系統で「嵐山天龍寺前」下車前
天龍寺には駐車場があって乗用車100台まで駐車可能。
朝8:30~17:30で、1回1,000円となります。
ただし、朝7:30の早朝参拝には間に合いませんし、
紅葉の時期は、天龍寺前の『長辻通』が時間帯によって
歩行者専用道路になるため、入出庫できなくなりますので、
必ず事前に確認してください。
駐車場を事前に予約するサービスがあるので利用するという方法もあります。
これで事前に予約しておけば安心です。
■タイムズのBで周辺の駐車場を探す
■akippa(あきっぱ!)で周辺の駐車場を探す
■軒先パーキングで周辺の駐車場を探す
天龍寺 地図
天龍寺 例年の紅葉見頃の時期
例年の紅葉の見頃は11月中旬~12月上旬
天龍寺 混雑状況とおすすめの時間帯
『天龍寺』で比較的空いている時間帯です。
- 朝7:30の早朝参拝開門直後
本記事の後半にご紹介している写真は、朝9時頃に訪問したときの様子で、結構混んでいました。
朝早ければ早いほど『曹源池庭園』をゆっくり鑑賞できますよ!
天龍寺 早朝拝観
天龍寺の早朝拝観は2022/11/12~11/30に実施。
7:30~昼夜入れ替え制ではありません。拝観料は日中と変わらず500円です。
天龍寺 通常拝観時 見どころ & 体験記
ここからは、現場の写真とともに『天龍寺』の見どころをご紹介します。
渡月橋方面から徒歩で天龍寺に向かい、朝9時頃に到着。
いよいよ天龍寺拝観です。
奥が真っ赤に染まっています。
天龍寺 庫裏
明治32年建立の庫裏(くり)から方丈に棟続きになっており、ここで拝観受付を行います。
大人は庭園 500円+諸堂 300円で合計800円。
小中学生は600円です。
先に『庭園参拝』した人は差額の300円を支払います。
雲龍図がある『法堂』へはさらに500円必要になります。
細々と小銭が必要な『天龍寺』でございます。
この時期は御朱印はハンコを押した紙を頂きます。
ちょっと残念。
庫裏に入ると大衝立の『達磨図』がお出迎え。
天龍寺 御朱印
こちらが『天龍寺』の御朱印です。
曹源池庭園がバックです。
天龍寺 大方丈と小方丈
明治と大正に再建された『大方丈』と『小方丈』(書院)です。
奥の大きな建物が『大方丈』
早朝参拝ではこのような景色が観られるらしい。
朝日が紅葉を明るく照らして色鮮やかですね。
大方丈から観る『曹源池庭園』
こちらが『小方丈』
ここからみなさん『曹源池庭園』を鑑賞。 ふすまを窓枠に『曹源池庭園』を撮影しようとするのですが、庭園前を大勢横切るので、なかなかタイミングが難しく、みなさん粘っていました。
『小方丈』から屋根付きの上り廊下を通って『多宝殿』に移動します。
『多宝殿』では『後醍醐天皇』の木像を祀っています。
『後醍醐天皇』と『足利尊氏』は鎌倉幕府打倒のため共に戦った後、
『建武の親政』~『南北朝の動乱』に至り敵対関係になりました。
それでもなお、尊氏は『後醍醐天皇』を敬っていたのか、
奈良の吉野山で『後醍醐天皇』が崩御すると、
菩提を弔うために『天龍寺』を建立しました。
この辺は大河ドラマの最高傑作『太平記』が面白いので超おすすめです。
最終話まで盛り上がり続ける異常なドラマです。
ちなみに『吉野山』には桜の季節に訪問していて、後醍醐天皇ゆかりの『吉水神社』にも参拝しています。別の記事に纏めているので合わせて読んでみてください。
天龍寺 曹源池庭園
足利尊氏に『天龍寺』建立を勧めた『夢窓疎石』が作庭した『曹源池庭園』
夢窓疎石は作庭の名人で京都だけでなく鎌倉にも庭園がいくつかあります。
若干、ピークを過ぎた様子ですが、それでも十分に美しい庭園です。
奥に見える山が、『嵐山』と『亀山』です。
もう数日前で、晴れた日の早朝7:30~8:00なら非常に美しかったと思われます。
手前には鯉もいました。
天龍寺 百花苑
『多宝殿』から『天龍寺北門』までの園路で、昭和58年に整備された庭園。
傾斜があって高台から『天龍寺』を見下ろすことが出来ます。
斜面の竹林があって、この先の『竹林の道』に続いて行きます。
『竹林の道』から『天龍寺』側を観るとこんな感じ。
『天龍寺北門』から『竹林の道』に抜けることが出来ます。
北門から出ずに、『百花苑』を引き返して『曹源池庭園』鑑賞したり、『法堂』の雲龍図を拝観するのも良いかと思います。
天龍寺 早朝拝観時の様子 &体験記
朝7時過ぎ、渡月橋から天龍寺へ向かうメインストリート
宝厳院のライトアップはいまだ未体験。
今年こそは行ってみたい。
2018年の参拝時は完璧な赤でした。
朝7時半前には数十人の行列ができてましたが、開門時間になればすぐに入れる程度。
遠くに見えるのが庫裡です。
早朝の方丈庭園
方丈庭園側から見る『曹源池庭園』
早朝の『曹源池庭園』と『百花苑』
2017年の時よりは紅葉見ごろなのは確かなのですが、天気がぼんやりとした曇り空だったのが少し残念
『曹源池庭園』の内部。苔に散る紅葉が美しい
高台から見た天龍寺
燃えるようです
奥に見えるのは「竹林の小径」の竹林たち
緑に赤が映えます
天龍寺には何度か拝観してますし2017年の紅葉シーズンも来ていますし、法堂は朝9:00にならないと拝観できないので、30分ほどの滞在でさくっと北門から出ました。
そのまま竹林を通って嵯峨野方面へ向かい、2018年の天龍寺早朝拝観体験記は以上になります。
紅葉名所がずらりと並ぶ案内板。
この時点で朝8時過ぎで、竹林の小径も人が少なく快適でした。
早朝の散歩は空気がおいしく感じます。
ぜひ早起きして、天龍寺の早朝拝観を狙ってみてはいかがでしょうか?
京都 『嵐山エリア』観光名所巡りモデルコース
嵐山エリアの観光名所を巡る人に向けてモデルコースをご提案しています。
良かったら参考にしてください。
嵯峨・嵐山周辺の観光スポット
ここからは天龍寺から奥嵯峨方面にある紅葉名所をご紹介!
常寂光寺
祇王寺
二尊院
厭離庵
宝筐院
清涼寺 (嵯峨釈迦堂)
まとめ
世界遺産『古都京都の文化財』の1つ『天龍寺』の紅葉をご紹介しました。
時間帯が重要で、最も美しい早朝を狙っていくことをおすすめします。
日中は激混みな『嵐山』を早めに立ち去るのがストレス堪らなくて良いでしょう。
見どころの1つ『法堂』ですが、写真が残っていないので、おそらく行き忘れたようです。
またいずれ『天龍寺』拝観したときは忘れず『法堂』の雲龍図を観たいと思います。
京都 観光スポットまとめ
京都のおすすめ紅葉スポット
京都には数多くの紅葉スポットが存在します。
実際にわたしが足を運んだ紅葉スポットについて別の記事で紹介しているので、
京都紅葉巡りの参考にして頂ければと思います。