北海道根室市周辺エリアで行って良かった観光スポット、イマイチだったスポットも含めて、写真たっぷりめのコメント付きで紹介しています。
根室市 納沙布岬の朝焼け根室市周辺エリア 観光スポットマップ
本記事で紹介しているおススメ観光スポットマップです。まだまだ探索不足ですが、これからも旅行するたびに随時追加していく予定です。
各アイコンをクリックすると、Googleマップでのルート検索が可能なので良ければご活用ください。
根室市 納沙布岬
北海道根室市 納沙布岬
北海道根室市 納沙布岬
日本最東端 根室市 納沙布岬北海道根室市 根室半島の先端にある「納沙布岬」は、日本本土最東端(北緯43度23分07秒、東経145度49分01秒)に位置し、日本で最も早い日の出を見られるスポットです。「根室十景」の1つ。
5月上旬に訪問した時は、3:50頃に日の出を迎える季節だったので、前の日の晩からロクに眠れず、眠い目をこすりながら日の出を待つことになりました。
納沙布岬灯台と朝日
納沙布岬灯台
納沙布岬灯台
納沙布岬灯台本土最東端の灯台「納沙布岬灯台」。
1872年(明治5年)に木造の灯台が設置され、1930年(昭和5年)に現在のコンクリート造に改築されました。
納沙布岬灯台日の出をバックにした納沙布岬灯台。
灯台の裏側に野鳥観察用の小屋が設置されています。
納沙布岬の野鳥観察小屋
納沙布岬灯台の向こう側この辺が真の最東端。
納沙布岬灯台の向こう側
納沙布岬で見る日の出 水晶島と貝殻島灯台遠く左手に見えるのが歯舞群島の1つ「水晶島」、右手には「貝殻島灯台」が見えます。
納沙布岬で見る日の出 水晶島と貝殻島灯台夏場は3~4時頃、冬場は6~7時頃に日の出を迎えます。
遮るものが無く、冷たい海風が吹きっさらしなので、防寒はしっかりと。5月でも耐えられないダウンジャケットを着て日の出を待ちました。
根室市 納沙布岬の朝焼け納沙布岬は何度か行ってますが、10月に行ったときの朝焼けが異様に赤くて目に焼き付いています。
納沙布岬の海霧
海霧に覆われたオーロラタワー春~夏には太平洋上の暖かい空気が根室沖の冷たい海水にぶつかり、毎日のように「海霧」という現象が発生します。
海霧に覆われた納沙布岬灯台「海霧」が発生すると、歯舞群島どころか、納沙布岬灯台ですら、霧に覆われてしまいます。この霧により、根室の8月の平均気温が16.5℃と全国で一番低春~夏に納沙布岬を目指す方はご注意を。
四島のかけ橋 祈りの火
納沙布岬は北方四島が目と鼻の先にある場所で、周辺には北方領土に関する施設やモニュメントがあるので見学することをおすすめします。
四島のかけ橋「四島のかけ橋」という大きなモニュメント。
北方領土返還まで粘り強く運動を続ける決意の象徴とのこと。
四島とは、択捉島・国後島・色丹島・歯舞群島のことを指します。
四島のかけ橋灯火台には「祈りの火」が灯されています。
納沙布岬から見る北方領土
根室 北方領土返還根室市街や納沙布岬には北方領土返還のスローガンが数多く掲げられています。
オーロラタワー 望郷の塔
根室市 千島の砦 オーロラタワー日本最東端の展望塔「オーロラタワー」は1987年に笹川良一氏によって建設され、当時は「笹川記念平和の塔」という名称でした。
晴れた日には国後島や歯舞群島、知床連山など見渡せます。
北方館 望郷の家
北方館 望郷の家納沙布岬の近隣施設「北方館 望郷の家」は、昭和47年に北方領土からの引揚者たちの団体によって建設された施設で入場無料。
夏場、霧が多い根室で視界不良で歯舞群島や国後島が見えないときは、ここの展示物でイメージするしかないです。
北方館 望郷の家
北方領土の面積北方領土の面積の合計は、千葉・福岡・愛知とほぼ同じだそうです。
ちなみに、日本一大きな島が択捉島で、次が国後島。北方四島のうち2つが1位2位を占めています。3位以降は沖縄、佐渡島、奄美大島・・・と続きます。

北方館の2階展望室からの眺望。
この日は霧で視界不良でした。
根室市北方領土資料館
納沙布岬周辺にはもう1つ北方領土に関する資料館があります。
根室市北方領土資料館「根室市北方領土資料館」です。
根室市北方領土資料館ここでは「日本本土四極踏破証明書」を交付しています。
(日本本土四極踏破証明書については記事の後半で紹介してます)
根室市北方領土資料館 トット君1階には「トット君」という巨大なトドのはく製がお出迎え。
根室管内の羅臼町で捕獲された体長4m、重さ1tと道内最大級のはく製です。
根室市北方領土資料館他にも北海道の野生動物のはく製が多数展示。
間近で見るエゾシカはデカいです。
ちなみに、広い北海道を何百キロもドライブしてると、エゾシカとタヌキとウサギとキタキツネは何度も轢きそうになったことがあります。幸運にもすべて回避出来てますが。スピードの出し過ぎにご注意を。エゾシカにぶつかると、車も大破しかねません。
根室市北方領土資料館のはく製上にはオジロワシとオオワシのはく製。
北方領土イメージキャラクター エトピリカのエリカちゃん北方領土イメージキャラクター エトピリカのエリカちゃん。
素直に「ピリカちゃん」の方が覚えやすかったのに・・・って思いました。
北方領土の基本情報北方領土の基本情報が記載された表。
北方領土遺産 当時の生活用品
北方領土 占領当時の写真1946年 ソ連占領下となり、島に日本人がまだ残っていた頃の貴重な写真が展示されていました。囲碁を打つロシア人と日本の子供や、両国の子供を抱っこするロシア人など「日ロ混在時代」の写真は初めて見ました。
納沙布岬は、景観の良い観光地というだけでなく、北方領土という根深い問題についても実感させられる場所です。
風連湖
納沙布岬の次に紹介するのは、これまた根室十景の1つ「風連湖」です。
根室市 風連湖の夜明け野付風連道立自然公園に属し、ラムサール条約に登録されています。
根室湾に面しており、海水と淡水が入り交じる湖。
根室市 道の駅 スワン44ねむろ砂州である春国岱(しゅんくにたい)側から見ることも出来ますが、ここで載せてる写真は、道の駅「スワン44ねむろ」側から見たところです。
風連湖と春国岱早朝、多くの水鳥が羽を休める時間帯。
奥には春国岱のアカエゾマツ林が見えてます。
風連湖の夜明け風が無ければ、大きな鏡のような湖面に空が反射する絶景を見られます。
春国岱
次も根室十景の1つ「春国岱」(しゅんくにたい)です。
砂が積もり対岸までつながった地形を「砂州」というのですが、「春国岱」は1つ前に紹介した「風連湖」と根室湾を隔てる砂州で、長さ8km、幅1.3kmもあります。
ちなみに京都「天橋立」も砂州です。あとはサロマ湖など。
春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター
春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター春国岱に行く前に、春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターに立ち寄り、今見られる野鳥の情報など収集することをおすすめします。
国指定風連湖鳥獣保護区
春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター 周辺マップネイチャーセンターにも駐車場はありますが、ほっそい橋を渡った先に春国岱最寄りの駐車場があります。車1台しか通れない幅なので対向車が来ないことよく確認して渡りましょう。
春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター 周辺マップ駐車場停めた後は、木道を通って春国岱を突き進みます。
訪問当時は「キタキツネコース」が途中で通行止めでしたが
春国岱へ
春国岱と風連湖根室十景の「春国岱」
左にあるのは風連湖です。
春国岱の木道
春国岱への木道延々と続く木道を進みます。
春国岱 自然観察路コース自然観察路として木道が設置されており、アカエゾマツ林をぐるっと回る「アカエゾマツコース」、キタキツネの巣がある「キタキツネコース」が設置されています。
春国岱 自然観察路コース
春国岱の枯れ木
エゾマツとトドマツ木道を進むと枯れ木が目立ち始めます。
エゾマツとトドマツ野付半島の「トドワラ」を彷彿させる光景です。
エゾマツとトドマツ
春国岱 自然観察路2017年に行ったときは高潮被害で途中で通行止めになっていました。
春国岱 自然観察路「ふるさとの道」コース分岐点翌年、再び春国岱に行ったときは通行止めは解除されていました。
道はぬかるんでいましたが。
春国岱 自然観察路「ふるさとの道」昨年通行止めになっていた先の道。
5月下旬に差し掛かり、徐々に緑が増えつつある時期でした。
春国岱に咲くミズバショウ
春国岱 第3砂丘砂丘の上のアカエゾマツ林という非常に珍しい地形で、かつては案内板の写真のような森林風景でしたが、2006年、2014年、2015年の爆弾低気圧による高潮で大きく様変わりしていました。
春国岱 荒れ果てた第3砂丘爆弾低気圧で森林の半分が倒木してしまったのだそうです。
春国岱 荒れ果てた第3砂丘倒木があちこちに。
春国岱 荒れ果てた第3砂丘2015年の爆弾低気圧から3年間、木道は通行止めとなり2018年に開通。 痛々しい姿ですが、かつての姿を取り戻すのはいつになるのでしょう。
春国岱 エゾシカの足跡足元を見るとエゾシカの蹄の跡が点々と。
春国岱 エゾシカふと先を見るとエゾシカが食事中でした。
2mぐらいまで近寄っても逃げずに平然としてましたね。
春国岱で出会ったエゾシカエゾシカに見つめられたところ。
倒木と枯れ木の中にエゾシカが何頭もいました。
春国岱では特別天然記念物のタンチョウや、天然記念物のオジロワシなどが繁殖しています。春や秋にはオオハクチョウなどの渡り鳥も飛来する野鳥の楽園だそうです。
春国岱の枯れ木の景色これまで3回ほど訪れていますが、根室に行ったらまた見たくなる景色です。時間に余裕のある方は2~3時間かけて観察路を歩いてみてください。
花咲灯台と車石
花咲灯台と車石次に紹介するのは根室十景の1つ「花咲灯台と車石」
車石園地マップ花咲ガニで知られる花咲港を一望できる花咲岬にあります。
根室市 花咲灯台車石園地の駐車場から遊歩道を進むと右手に「花咲灯台」が見えてきます。
根室市 花咲灯台
車石園地花咲灯台の先、階段を下りていくとあるのが「車石」です。
根室市 車石こちらが「車石」
放射状節理の玄武岩で国の天然記念物に指定されています。
根室市 車石大きさ6mの大きな奇岩に触れることが出来ます。
根室市 車石柱状節理はいろいろと見たことありますが、放射状節理は見覚えが無い。
存在感のある奇岩で、根室を訪れたらぜひお立ち寄りください。
根室市 グルメスポット
根室には納沙布岬の日の出を目当てに来るので、到着はいつも夜になります。
根室で食べた夜食をご紹介します。
喫茶どりあん
北海道根室市 喫茶どりあんまず紹介するのは「喫茶どりあん」
根室の名物「エスカロップ」を目当てに行きました。
喫茶どりあん おにぎりあたためますか北海道の人気ローカル番組「おにぎりあたためますか」で紹介されていたのを見て以来、北かったお店でした。豚一家が訪れたときの写真が飾られていました。
喫茶どりあん メニュー訪問当時のメニューと料金。
現在は異なっている可能性ありますのでご了承願います。
喫茶どりあん エスカロップこちらエスカロップ。
筍の入ったバターライスの上にデミソースのかかったトンカツが載せられて、野菜も添えられています。幸せになる味でした。
喫茶 マイウイング
北海道根室市 喫茶 マイウイング別の日に根室を訪れたときに行ったのは「喫茶マイウイング」
北海道根室市 喫茶 マイウイング訪問当時、夜23時まで営業していて、わたしのような夜も移動するタイプの旅行者には非常にありがたいお店。
喫茶 マイウイング 店内
喫茶 マイウイング 店内ログハウス的な木の温かみを感じる居心地の良い店内
喫茶 マイウイング メニュー
喫茶 マイウイング メニューこちらメニュー。
夜じゃなければコーヒーも頼みたかった。
訪問当時の内容・料金なので現在はことなる可能性があります。
喫茶 マイウイング ウィングカレーオリジナルのウイングカレー
スパイスのきいた美味しいカレー。
近所にあったら通って他のメニューも制覇してみたいお店。
夜遅い時間に根室に来たら、喫茶マイウイングさんがおすすめです。
日本本土四極到達証明書 最東端到達!
本土最東端の「納沙布岬」がある根室市では、最東端到達の証明書を発行しており、既に紹介した「根室市北方領土資料館」で交付しています。
日本本土四極到達証明書 最東端宗谷岬交付場所に行くと、A4サイズの日付入り証明書を無料で発行してもらえます。
日本本土四極到達証明書 最東端宗谷岬裏面はこんな感じ。
とぎれとぎれの変な表記になっていますよね?
この証明書は、あくまで日本最東端だけの証明書で、他に、最西端、最北端、最南端のほか3枚の証明書が存在するんです。
日本本土四極到達証明書
こちらが4枚の証明書を並べた写真。
- 最北端は、稚内の宗谷岬
- 最東端は、根室の納沙布岬
- 最西端は、長崎の神崎鼻
- 最南端は、鹿児島の佐多岬
これら4か所を踏破したことを証明しています。
4枚の証明書を裏返すと、奇妙な裏面の謎が解けます。
日本本土四極到達証明書4枚の証明書を裏返すと、巨大な1枚の証明書になるんです。
わたしの場合、飛行機や電車・新幹線は一切使わずに、車とフェリー移動のみで集めたので結構大変でした。日付を見てもらうと分かりますが、1か月ちょっとかかってます。
細長い本州を車で縦断していて疲れたときとか、旅を続けるモチベーションアップに大きく貢献してくれました。
日本一周をするときなど、明確なモチベーションにもなるのでおすすめですよ。
根室市周辺エリア 観光スポットまとめ
北海道 根室市周辺エリア近郊のおすすめ観光スポットをご紹介しました!
また訪れたら、随時スポット追加していきます。
改めて観光マップを掲載します。
今後の旅行の参考にして頂ければと思います。
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北海道各地の観光体験レポート記事まとめ
道央エリアの観光体験レポート
水曜どうでしょう・おにぎりあたためますか関連
まだまだ記事追加予定です
道北エリアの観光体験レポート
まだまだ記事追加予定です
道東エリアの観光体験レポート
まだまだ記事追加予定です
道南エリアの観光体験レポート
まだまだ記事追加予定です



