『水曜どうでしょう』では『絶対に負けられない戦い』が幾度となく繰り広げられてきた。
中でも私の記憶に鮮烈に残っているのは
『釣り対決』である。
門別沖での釣り船対決を皮切りに、
極寒の新篠津村で２度に渡って行われた氷上酒飲み対決。
ついつい勢いで生のわかさぎを食うほどの熱い戦いだった。
過去３度の釣り対決のチャンピオンだけが集い行われたのが
『釣りバカグランドチャンピオン大会屋久島24時間耐久魚取り対決』である。
『屋久島』のことを聞いたことが無い、という人はあまりいないと思う。
鹿児島県佐多岬から南南西に約60kmの洋上に浮かぶ周囲130ｋｍ、人口1万3千人の島である。
見ての通り、円形の島で中心には九州最高峰 『宮之浦岳』を有し、
南の島であるにも関わらず、高地では雪が降る、という世界でも特殊な気候の島である。
いまや『縄文杉』や『もののけの森」と言われる『白谷雲水峡』など
世界中から観光客が訪れる人気の島となっている。
2018年からさかのぼること16年・・
2002年5月25日、26日の２日間に渡り、というか２４時間かけて、
この屋久島で魚取り対決が開催されたのである。
わたしは過去に２回ほど屋久島に行ってるのだが、
そのたびに激戦の地に足を運んでいる。
どうでしょう信者の端くれとして、
是非とも巡礼しなければならないという信心からの行動である。
そういえば、この戦いの勝者は『釣り神様』として
札幌の「ポールタウン」という地下街にあるHTBショップに祀られることになる。
超聖地『北海道テレビ』に展示されていた『釣り神様』
有り難いなぁ
今回は、魚取り対決の第一ラウンド、第三ラウンドが開催された地について紹介していこう。
屋久島までなかなか行けない、という方はこの記事を読んでいただいて、
激選に思いを馳せて頂ければと思う所存でございます。
ではどうぞ。
屋久島 タイドプール
屋久島の南西に位置する「塚崎タイドプール」が第１ラウンドの開催地であった。
海水だまりは１か所ではなく、あちこちに点在している
ボロボロの看板にタイドプールの説明書きがあった。
こういう風に、海水が溜まった部分をタイドプールというんです。
ここは結構大きなタイドプール。
写真じゃよくわからないが、小っちゃい魚が泳いでた。
魚取ろうという気は起きなかった。
岩場が目の粗いおろし金のようになっているので、
ここで転ぶと擦り傷じゃ済まないだろう。
ちょっと手をかけて岩場に登っただけで流血したくらいだ。
どうでしょう軍団はよくこんな危険な場所で上半身裸で魚取りをしたものだと驚かされる。
勝利への渇望によるものであろう。
そういえば、2002年当時こんな感じの岩場から『音尾琢磨』が現れた気がする。
音尾『大泉！おまえはもうひとりじゃないぞ！！』
そしてこうも言った。
音尾『魚が待ってるなぁ・・』
音尾さんが一番かっこよかった瞬間。
夕暮れ時のタイドプールで目を閉じ、激戦に思いを馳せる。
バカバカしい企画だったと。
タイドプールをうろちょろしてるとサンゴの化石が転がっていた。
この辺は夕日がとても美しかった。
屋久島 タイドプール 場所
屋久島 新栗生橋
第３ラウンドが行われたのは、
塚崎タイドプールからほど近い「新栗生橋」であった。
24時間ぶっ続けで実施された『魚取り対決』。
ど深夜に行われたのは普通の釣りだった。
わたしが行ったのは日没後の時間帯だったが、
ほんとこんな絵面だったな。
彼らが良く釣ったのは「オジサン」だったね。
新栗生橋からの風景。
マジックアワーって奴です。
屋久島の風景はどこも特別だった。
ここであの名言が生み出されたんですな
大泉『そのジャージ・・栗生んじゃねぇ？』
この橋のすぐそばに「栗生小学校」が実際にある。
また、島の反対側には本当に「宮浦小学校」が実在する。
どうでしょうのおかげで、
こんな何の変哲もない橋が特別な場所になってしまう。
不思議な番組だわ。
屋久島 新栗生橋 場所
まとめ
屋久島の激戦の地をご紹介してきたがいかがだったろうか。
屋久島未体験の方も、単純に行きたくなったのではないだろうか？
ただ、屋久島の魅力はこんなものではない。（聖地に対して失礼・・）
島のほんの一部分を紹介したに過ぎず、
本当の魅力は山奥にある。
是非とも屋久島に行っていただきたいものだ。
なお、この『魚取り対決』は４ラウンド制となっており、
今回紹介した第１、第３ラウンド以外だと、
第２ラウンドは「安房川」のどこかでエビを狩り、
第４ラウンドは「尾之間港」からカヌーで海に繰り出して釣り対決が行われた。
次の屋久島訪問時はこれら対決の地も参拝するつもりである。
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